かつて、「不死身の龍」の異名で恐れられた元極道が、極道から足を洗い、妻と結婚し、主夫業に打ち込んでいるというストーリーが描かれる本作。原作はおおのこうすけによる同名漫画で、ウェブコミックサイトで新作が公開されるたび、ネット上で話題になるほどの人気となっている。
>>玉木宏主演ドラマ『極主夫道』制作発表でなぜか炎上したワケ<<
人気漫画の実写化は、往々にして原作ファンの不満が挙がりやすい。『極主夫道』はこれまで単行本が発売されるたびにPVが公開され、主人公の龍を演じた津田健次郎がハマリ役だっただけに賛否両論も大きかったが、ここに来て大バッシングを集める事態となっているという。
「実は16日、原作にはない龍夫婦の娘がドラマに登場することが判明し、原作ファンから不満の声が集まっています。原作は、極道から足を洗ったばかりの龍と、キャリアウーマンながら女児向けアニメ好きという一面も持つ妻の美久という夫婦を中心に日常が描かれていますが、ドラマオリジナルのキャラクターとして登場することになったのは、“大人びていて、しっかりもの”という設定の娘・向日葵。この発表にファンからは、『堅気になりたての新婚元極道の話だから面白いんであって、人の親になってもまだヤクザみたいなことやってたら単に寒い』『安直な家族愛のストーリーになりそう』といった困惑が聞かれています」(ドラマライター)
とは言え、実写化で原作にはないオリジナルキャラクターが出て来るのは珍しくないが――。
「今回の発表にあたり、公式サイト上には娘の設定が追加されたことについての制作側の説明が掲載されていますが、そこにつづられていたのは、『家族みんなで笑いながら見てほしいという制作サイドの思いのもと』という文章。さらに、中山喬詞プロデューサーのコメントには『家族という単位で一緒にいる時間が多い中、このドラマを、“ウチの家族は…”と家族みんなでツッコミながら全力で楽しんでいただきたいです』とつづられており、これにネットからは『夫婦2人でも家族なのに…』『夫婦と子どもっていう家族の形を押し付けてる』といった苦言が噴出。この説明が炎上に繋がってしまっているようです」(同)
果たして、原作ファンからの理解を得ることはできるのだろうか――。
記事内の引用について
『極主夫道』公式サイトより https://www.ytv.co.jp/gokushufudo/index.html