おおのこうすけによる原作漫画は、2019年の「全国書店員が選んだおすすめコミック」で2位に選ばれるなど、今もっとも話題の漫画の一つ。裏社会に数々の伝説を残した“不死身の龍”が極道から足を洗い、専業主夫として妻と生活する日常が描かれる。元極道にも関わらず、家事に対し高スペックを持っているというギャグ漫画となっており、ウェブ上で新作が上がるたびに話題となっている。
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しかし、実写化に当たり、主人公の龍を玉木宏が演じることが発表されると、原作ファンの間で批判の声が上がる事態となってしまった。
「実は、原作の『極主夫道』は、昨年の12月に声優の津田健次郎が監督と主演を務める実写PVが公開されており、漫画で描かれたシーンを忠実に再現。ビジュアルはもちろん、漫画から飛び出てきたのではと思うほど完璧な仕上がりになっており、作品ファンからは称賛が寄せられていました。こうした経緯があって、実写化に当たり、津田ではなく玉木が主演を務めるということに、原作ファンから『なんで津田さんじゃないの…?』『津田さんのイメージ壊さないでほしかった』『津田さんだったら完璧だったのに』といった批判的な声が聞かれてしまいました」(ドラマライター)
また、今期にも、原作とイメージが違うキャラクターで作品ファンの苦言を集めたドラマがある。それが火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)。
「本作は、人気漫画『家政夫のナギサさん』(NTTソルマーレ)が原作となっており、キャリアウーマンの主人公の元に、家政夫として“おじさん”が派遣されてきたことで少しずつ生活が変わっていくというストーリー。しかし、原作漫画のナギサさんは無口で硬派な中年男性にも関わらず、ドラマ版で演じている大森南朋はどこか中性的で可愛いイメージ。ドラマファンからは『癒やされる』の声が多いものの、原作ファンからは、『なんかイメージ違う…』『もっと硬派なナギサさんが見たかった』といった声も聞かれてしまっています」(同)
果たして、『極主夫道』の実写化は成功するのだろうか――。