第5話では、小夜子(木村佳乃)が柏木(高橋克典)に紹介され、新たなターゲット・笹島雅樹(麿赤兒)と接触する展開に。一方、夫・司郎(長谷川朝晴)の浮気を目撃した朋美(木村多江)は気丈に仕事をこなしていたが、事務所内の雰囲気は次第に悪化。その状況を小夜子の弟・博司(葉山奨之)は観察していて――というストーリーになっていた。
ゴールデン帯のドラマとしては、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す』(テレビ東京系)に次いでワースト2位の視聴率となっている本作。とはいえネットからの評判は悪くなく、毎回多くの感想が寄せられている。
「本作の特徴はコメディ感。第5話でも小夜子と笹島が一緒に鰻(うなぎ)を食べるシーンがありましたが、『おいしい鰻はひとりでもおいしい。それでも小夜子さんと一緒だともっとおいしいかもしれません』と言われた小夜子は、下を向いて力強い変顔を見せながら『よっしゃ!』と大喜びしました。このシーンにも『どんどんコント感増していった』『小夜子面白すぎてだんだん好きになってきた』という声が聞かれていました」(芸能ライター)
黒川博行の同名小説が原作の本作だが、16年には『後妻業の女』のタイトルで、大竹しのぶが主演して映画化された。興行収入15億円超のヒットを飛ばし評判を呼んだが、ドラマ版は映画版以上にコメディ感が強くなっているという。
「ドラマ版で主演する木村佳乃について、当初は『もともとの育ちがいいから大阪のおばちゃんは合わない』『どう見てもミスキャスト』といった指摘も聞かれました。しかし、今ではそのミスキャストぶりもコメディ感をより引き立たせる『道具』に。そのちぐはぐぶりに『回を増すごとにハマっていってる気がする』『合わないからこそコメディ要素で抜ける感じがいい。ピッタリ合う人だったら逆に面白くない』という声も集まっています」(同)
コアなファンが多い本作。小夜子と朋美、ダブル木村の今後の対決にも注目したい。