同作は、連城三紀彦の小説『隠れ菊』をベースに現代版にリメイクしている。主人公・通子を演じるのは木村佳乃。通子と敵対する愛人・多衣を水野美紀、通子の夫で料亭の御曹司・旬平を萩原聖人、通子に思いを寄せる男性・笠井を田中哲司がそれぞれ演じている。
第1話では、専業主婦で料亭には関わらないよう姑に言い含められてきた通子が突然多衣から夫の不倫の事実と「ご主人をいただきに参りました」という宣言を聞かされるという展開に。不倫の全貌を詳細に語る多衣に通子は戸惑い、旬平に連絡を取るも、「(離婚届に)サインを頼む」の一点張り。そこで通子は料亭に客として訪れ、離婚には同意するものの、その代わりとして「料亭の女将として働く」と条件を提示。しかし実は料亭は倒産寸前だということを旬平から聞かされてしまう。不倫自体は事実ではあるもののこの離婚は旬平が通子を借金から守るためだったことが判明するも通子は旬平を一喝。通子の中で何かが目覚めるというストーリーだった。
放送後、視聴者からは「テンポがいいからすごい面白い!」「木村佳乃と水野美紀なら面白くないわけないけど期待以上だった」「しょっぱなからいきなりドロドロで最高だな」と称賛する声が殺到。また、「『奪い愛、冬』みたいなのに期待!」「『僕のヤバイ妻』×『奪い愛、冬』みたいな感じかな」と今後に期待する声もあった。
「昨年1〜3月に放送されていた『奪い愛、冬』(テレビ朝日系)は、視聴者の間で『とにかくヤバイ』『ドロドロというよりむしろホラー』との感想が毎話寄せられていた、ある意味伝説的なドラマ。『奪い愛、冬』も狂気に満ちた四角関係を描きましたが、本作でも四角関係は同じ。『奪い愛、冬』に出演していた水野美紀さんが本作にも出演していることから、ナイトドラマファンの間では『水野美紀にもっと狂ってほしい』『どうしてもドロドロの展開を期待しちゃう』といった声も多々寄せられています」(ドラマライター)
ラストでは、旬平の名前が書かれた婚姻届を多衣の元に届け、「その婚姻届、6000万円で買ってください」と挑戦的な目を見せた通子。今後も泥沼の展開が加速していくことは間違いなさそうだ。