海外ニュースサイト『Global Times』と『English Eastday.com』は中国・上海警察が、ベビーカーなどを含むディズニー関連グッズを盗んだ疑いで女を逮捕したと9月9日に報じた。
>>ディズニーワールド元従業員の女が窃盗疑いで逮捕 相次ぐキャストの不祥事に「夢の国を壊さないで」の声<<
記事によると、上海ディズニーランドで、8月末から窃盗の被害が複数報告されており、警察が捜査を進めていたという。被害者の多くがベビーカーを使用していたゲストだった。アトラクションに乗る前に、ベビーカー置き場にベビーカーを置いて、戻ったときには、ベビーカーや、そこに載せていた荷物がなくなっていたという。
警察は、被害が発生したアトラクション付近の監視カメラを確認。女が荷物をベビーカーごと持ち去る姿が映っていたという。警察は、映像を手掛かりに女の身元を突き止めた。警察は9月2日、66歳の女の自宅で家宅捜査したところ、盗難品17点をすべて発見したそうだ。女はその場で逮捕され「盗みは趣味。家に何かを持って帰るのが快感」と語っているという。女性はディズニーファンで年間パスポート保持者。盗難品はすべてディズニー関連グッズであったという。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「ディズニーのためにお金を使わない人は、真のディズニーファンではない」「夢の国で悪いことはしないでくれ」「盗みが趣味だと更生は望めない。一生刑務所に閉じ込めておいて」「高そうなベビーカー使ってたから狙われた?」「ベビーカーに荷物を置いたままその場を去るとは、防犯意識が欠けている」「混雑時はベビーカーが邪魔。実際、子供を乗せずに物入れとして使っている人もいる。いっそのこと使用禁止にしよう」といった声が挙がった。
ウォルト・ディズニー・カンパニーは、現在、本家アメリカ、日本、中国、香港、フランスにテーマパークを展開している。どのパークでも、夢と魔法の国の世界観が守られており、訪れるゲストを楽しませてくれる。そんな魅力あふれるディズニーで盗まれるものは、グッズだけではないようだ。
アメリカ・オーランドのディズニーランドで、新エリアおよび新アトラクションのオープン後、さまざまな備品が盗難されていると2019年6月に『Fox』などが伝えている。同記事によると、ハリウッドの大ヒット映画「スターウォーズ」の世界を忠実に再現した新エリアがオープン。多くのゲストが訪れているが、新エリア内のレストランで提供されるスプーン、コップなどの食器類、メニュー表など、売り物でない備品が相次いで盗難される事態に発展。ディズニー側は、新エリアのレストラン出口にスタッフを配置して、備品の持ち出しがないか確認しているという。
ほかにも海外ニュースサイト『WESH2』が2019年10月に伝えたところによると、米フロリダのディズニーワールドの倉庫で、スペースマウンテンの3列シートの乗り物1台と、ピーターパンライドの船の乗り物2台(2台で1セット)がなくなっているのを、在庫確認をしていた従業員が発見。盗まれた乗り物は、それぞれ大人3人が乗れるほどの大きさだが、盗難されたとみて通報。警察が捜査を進めているという。
ディズニーランドのような夢と魔法の世界にいても、盗みは犯罪だ。ミッキーやその仲間たちを悲しませるような悪いことはしないでいただきたい。
記事内の引用について
Shanghai Disney fan nabbed after stealing for fun(Global Timesより)
https://www.globaltimes.cn/content/1200400.shtml
Woman caught over stealing at Disneyland(English Eastday.comより)
https://english.eastday.com/Shanghai/auto/u1ai8687534.html
Disneyland guests are stealing Star Wars: Galaxy's Edge items and listing them on eBay(Foxより)
https://www.foxnews.com/travel/star-wars-galaxys-edge-stealing-sporks-ebay
Items from 2 Disney rides reported stolen from shed(WESH2より)
https://www.wesh.com/article/items-from-2-disney-rides-reported-stolen-from-shed/29440198