注目を集めたのは、Qちゃんこと、シドニー五輪女子マラソン金メダリストでスポーツキャスターの高橋尚子が、コース1周5キロを走るたびに10万円を募金するという自ら持ち込んだ新企画「募金ラン」。
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高橋は通算で目標の100キロを上回る116キロを走り、募金額は230万円となった。
高橋の「募金ラン」と並行して、「チームQ」として5人のランナーが走りをつなぐリレー形式の募金もスタート。女優の土屋太鳳、アテネ五輪・女子マラソン金メダリストの野口みずきら5人で計120キロを走破。高橋と「チームQ」の合計走行距離は236キロで、募金総額は470万円となった。
「平均世帯視聴率は関東地区で歴代19位の15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったが、瞬間最高視聴率は『チームQ』が『募金ラン』を走り抜いた瞬間の27.6%で、結果的に今年は高橋に救われたようなもの。今後、間違いなく日テレへの出演が増えるだろう」(テレビ局関係者)
とはいえ、走破した距離に応じて募金をするのは、誰が得するわけでもない企画。さらに、その金額の“レート”もかなり高額とあって、懐が豊かでないと難しい企画だ。
発売中の「週刊文春」(文芸春秋)によると、高橋はシドニー五輪の翌年の01年の長者番付では、スポーツ部門の4位にランクインし、収入は4億円ほど。
現在は千葉市にある2億円の豪邸に彼氏のマネジャーと居住。市民マラソンのゲストを務めると、相場の60万円の3倍ほどを稼ぎ、これまで11社のCMに出演し、ギャラは1本2000万円。
昨年3月には新たに不動産会社とスポンサー契約を結び、TBS系のスポーツ番組でキャスターを務めることから、年収は1億円を下らないのだとか。
日テレは毎年「24時間テレビ」のランナーに対しては、「チャリティーランナー」の名目を保つために、ギャラとして支払われることはほとんどなく、「お車代」や「制作協力費」の名目で少額を支払い、後の特番や番組出演のギャラに上乗せするというから、高橋は募金額をすぐに“回収”できそうだ。