さらに、親方が体調を崩しており、部屋にいないことが多く、実質的におかみさんが取り仕切っていたのも原因の一つとされそうだ。NEWSの小山慶一郎はこの点に注目し、「親方が不在の部屋を注意して見るような協会の動きはないんですかね。力士たちも親方がいない中で不安もあったと思いますし、気づいてあげるような対策がこれから必要」と話した。これには、ネット上で「日頃からチェックできるような体制は必要かも」「何かが起きてからでは遅いということか」といった共感の声が聞かれた。
また、梅沢富美男は今と昔の価値観の違いに触れ、「昔のようにやったって無理だよ。ぎゅうぎゅう詰めにしちゃうというのは、相撲業界にはあったんだろうけど、昔みたいなことをしていたらダメ。今の子はついていかないよ。相撲業界だけじゃないよ。役者もそうだし、どの職業でも言えるんじゃないかな」とコメント。これには、ネット上で「昔ながらの体質ってまったく無意味だからな」「確かにこれは伝統でもなんでもない」といった声が聞かれた。
このほか、オネエのダイアナ・エクストラバガンザは「スパルタで心とか体を育てていくというのはあると思うんですけど、さすがにその範疇じゃない」、ナジャ・グランディーバも「『クビにするぞ』とか脅しというか脅迫ですよね。厳しい部屋であっても師匠やおかみさんが尊敬されていたら脱走はない」と話し、人間関係を重んじるオネエ業界の2人も、相撲部屋の古い体質には違和感を持っているようだった。