同じサイバーエージェント傘下にあるプロレスリング・ノアを運営しているノア・グローバルエンタテインメント株式会社と、株式会社DDTプロレスリング、株式会社DDTフーズが27日に経営統合し、新会社・株式会社サイバーファイトの設立を発表したことに対して、かねてから高木三四郎社長に不信感を抱いているノアの反体制ユニット「金剛」のリーダー、拳王が早くも反応した。
ノアとDDTはこの日、緊急会見を開き、9月1日から経営統合し、株式会社サイバーファイトのもと団体を運営していくことを発表。新会社でも社長に就任する高木社長は「団体のカラーは変わらない」と強調し、副社長に就任する丸藤正道も「プロレス界でトップを取れるように。不安に思う人もいると思いますがノアは何も変わりませんし、本物のプロレスを引き続き見せて、プロレス界No.1になれると信じてます」とファンに「安心」を呼びかけている。
拳王は今年5月、「金剛」フルメンバーを引き連れてDDTマットに登場。高木社長と対峙し、6月6日に配信されたTVマッチで、6人タッグマッチによる対戦が組まれたが、全く噛み合わず、リング上で分かり合えないまま双方ともに抗争「終結」宣言をしていた。今回、拳王が再び噛みついた形となったが、拳王は「NOAH事業部だけで業界ナンバーワンを目指す」という思いを胸に、ノアマットを引き続き盛り上げていく。
(どら増田)