事件が発生したのは19日午後9時20分頃。桶川市の若宮交番で16歳の無職少女が交番を訪れると、「警察官が嫌い。殺す」とつぶやきながら、刃渡り15センチの包丁を向ける。交番にいた警部補は「刃物を捨てろ」と諭し、拳銃を構え、もう1人は盾を構えて臨戦態勢を取った。
>>16歳男が交番へ消火器を噴射、動機は「なんとなく」 被害を受けた警察にも批判の声<<
少女は包丁を盾に投げつけると、警官が少女を取り押さえ身柄を確保し、公務執行妨害の現行犯で逮捕した。現在のところ、動機などはわかっていないが、「警察官を傷つけようと思った」と話しており、警察に何らかの恨みを持っている可能性が高いものと見られている。16歳の少女が包丁を持って警察官を殺そうとするとは、なんとも恐ろしい話である。
この事件に、「警察官は適切な対応を取った。拳銃を奪われる可能性もあったし、恐ろしい」「おかしな人間が増えてきた。子供も例外じゃない」「反抗期という話では済まされない。警察官に包丁を向けることは、発砲されてもおかしくはない」など驚きの声が上がる。
また、「(少年)刑務所に行きたくてやったのでは」「無職なら親がいるはず。親にも見放されて行くところがなく、(少年)刑務所で生活することを望んだのかもしれない」などという見方を示すネットユーザーも出た。
女性が交番で暴れる事件は、リアルライブでも既報の通り、15日兵庫県尼崎市内で19歳の無職の少女が交番に消火器を噴射した上、所持品検査を実施した女性警官2人に暴行を加える事件も発生している。一部には、関連性を指摘した上で、「世の中が凶悪化している」という声も出ている状況だ。
新型コロナウイルスで娯楽が無くなりイライラが募っているか、それとも別の理由があるのかは不明だが、警察官への暴行や包丁を突きつけるなどの行為は重大犯罪。若気の至りでは済まされない。