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K-1からRIZINに電撃移籍の皇治に白鳥大珠「リスペクト。8月暇してます」

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白鳥大珠

 総合格闘技イベントRIZINは19日、都内で会見を行い、K-1で活躍中の皇治が参戦すると発表した。

 会見では、榊原信行CEOが「新たにRIZINに参戦してくれる選手を発表します」と話し始めると、8月の横浜での2大会の後、翌週に大阪での大会を予定していたことを明かした。その大阪大会も含め8月で3大会、全30試合、60名の選手の試合を考えていたが、新型コロナウイルスの感染が収まらず、海外選手との交流も進まない中での3大会実施は難しいため、大阪大会開催を断念。その大阪大会で、「メインカードとして出場を予定していた選手」として呼び込まれたのが、今までK-1で活躍していた皇治だ。皇治はスーツケースを持ち、サングラス姿で登場。「あれ、旅行先間違えたかな?これK-1じゃない?これ何の会見ですか?」と言いながら、マスコミの前に現われたから驚きだ。

 榊原CEOが「いろんな思いでここに来ている。思いの丈を、思いっ切り話して下さい」と皇治に話を振ると、皇治は「K-1から来た皇治です」と自己紹介。すると、榊原CEO に「K-1からのお土産です」と、自身が表紙を飾ったK-1のオフィシャルフリーマガジンを手渡すパフォーマンス。

 「なぜ、自分がここに来たかと言うと、以前よりK-1選手としてここRIZINに出たいと話してきた。でも、ルールというものがあって、31歳ですが最後のチャレンジと思って、大切な居場所を失い違約金を払って出てきた。愛するK-1を抜けて、なぜ、こういうことをしたかというと、それはファンと約束したから。何よりも大切なファンに、新しい景色を見せると約束した。“男”は言ったことを貫こうと思い、ここへ来た」と、退路を絶ってRIZINへ参戦した理由を明らかに。

 「もう一つは武尊と那須川天心。ファンが本当に望んでいるカードはそれだと思う。天心も武尊も凄く尊敬している、凄くリスペクトしている。でも、あいつらの人生は1回しかないので後悔してほしくない。今のままではおじいちゃんになった時に、『あの時やっていればよかった』と絶対に後悔する。あの二人はファンの前でずっと、『やる』と公言しているので、必ずやって欲しい。自分はそれの何かちょっとでも力になれば光栄かなと思う」とRIZINへ参戦した2つ目の理由は、ドリームマッチ実現への架け橋になることのようだ。

 「…という事を喋りに来ただけです。俺は闘わなくて良いんで...」と皇治が話したところで、榊原CEOは皇治に「8月のメインかセミで出て欲しい」と超緊急オファー。実は、8月の大会で那須川天心にオファーをしていたが、拳を痛め全治6週間のため出場できなくなったことがあるとした上で、現在ピンチに陥っており、この場で皇治に急遽オファーしたと話した。「皇治に“男”を見せて欲しい」と榊原CEOが皇治の目を見て話すと、「ちょっと拳の調子が悪くて、多分7週間くらいかかる…」と会場を笑わせつつ、「…というのは冗談で、盛り上がるカードが有るなら」と緊急オファーにも笑顔で受諾。

 榊原CEOはさらに、RIZINのリスタートとなる今大会を是非一緒に盛り上げて欲しいと再度口説くと、皇治は「自分らが盛り上げなアカンと思うので、俺は俺なりに盛り上げたい。みんなで日本を元気にしましょう」と返した。そして、最後に「皇治軍団とともにRIZINのリングで盛り上げて、共に闘って、共に進んで行きたいと思っているので、めちゃくちゃ応援してくれたら嬉しい」と話し、続けて「RIZINのリングではびっくりするようなカードで試合をしたいと思うので、榊原さんお願いします」と榊原CEOに対戦カードについてリクエスト。

 8月のRIZIN横浜大会参戦を表明している白鳥大珠(TEAM TEPPEN)は、皇治参戦を知ると、ツイッターで「リスペクト。8月暇してます」と早速対戦相手に名乗り上げた。契約体重の問題はあるが、このカードが実現すればドリームマッチとして、かなり話題を集めるのは間違いない。

 今後の進展が待たれるところである。

 (どら増田)

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