20年経っても変わらない名作ドラマの力が明らかになった今回の再放送だが、視聴者の間では名セリフも話題となっている。
>>『やまとなでしこ』、今でもドラマファンから支持されたワケ「見ていると元気が出る」変わらぬ人気<<
「玉の輿を目標に生きていた桜子(松嶋菜々子)が、かつて数学者を目指していた貧乏な魚屋・欧介(堤真一)と出会うラブストーリーが描かれている本作ですが、色褪せない数々の名セリフも話題に。普段、強気の桜子が玉の輿のために父を巻き込み、自身も傷ついてしまったシーンで、居合わせた欧介の肩に顔を埋めながら、『10秒だけ……このままで……』というシーンでは、『こんな美しいセリフある!?』『このシーンは何度も見ても泣く』という絶賛の声が殺到。また、それよりも反響を集めたのは、ラストに桜子が欧介をニューヨークまで追いかけていった際に発した、『私には見えるんです。10年後も、20年後も。あなたのそばには私が』『残念ながら、あなたといると、私は幸せなんです』というセリフ。桜子が初めて素直に気持ちを伝えられたということもあり、『このシーン永久不滅に泣ける』『やまとなでしこは永遠の憧れだ』という声が聞かれました」(ドラマライター)
とは言え、視聴者からはある不満も聞かれたという。
「時間の都合で、名シーンと呼ばれたいくつかの場面がカットされており、例えば、結婚式から逃げた桜子が欧介に『あなたはいつの間にかずっと前から私の中に、いた』と告白し、断られてしまうシーンや、また、ニューヨークに行く桜子を既に婚約破棄された東十条(東幹久)が車で送り、『僕は世界一のアッシーだろ』と言うシーンがカットに。特に、東十条のシーンのカットへの抗議はすさまじく、『あれカットしちゃだめ!』『東十条さんの最大の見せ場はカットしないでほしかった』という声が聞かれました」(同)
また、後半では、もう二度と見られないと多くの人が思っていた矢田亜希子と押尾学の共演シーンも差し込まれており、ドラマファンからは、「ちょっとだけだったけどこの二人をまた揃って見られるとは…」「今見ると切ないな」といった反響が寄せられた。
往年のドラマファンにとって、嬉しい再放送となっていたようだ。