同ドラマは、玉の輿を狙うキャビンアテンダント・神野桜子(松嶋)と彼女に恋をして職業を偽った中原欧介(堤真一)のロマンチックラブコメディー。
松嶋にとって同作が月9単独初主演作。平均世帯視聴率の期間平均は26.4%(初回~最終回の全11話、ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、最終回には番組最高視聴率34.2%を記録し、松嶋にとっては主演した11年放送の日本テレビ系「家政婦のミタ」に並ぶ代表作だ。
今回は、全11話を2時間スペシャル2回分に再編集した超解像リマスター版。7月6日に第一夜「ずっと探してた人」、同13日に第二夜「いつか王子様が」として放送するというが、同作は“お蔵入り”し再放送できないはずだった。
「主要キャストの1人だった元俳優の押尾学が09年に薬物事件などで逮捕され、その後、服役。なかなかカットできるような出番の量ではなかったため、同局も再放送をあきらめていた」(テレビ誌記者)
そんな事情を視聴者は百も承知。ネット上では再放送のニュースを受け、《押尾学の出演シーンはどうなる》、《押尾学出演してるから再放送はないだろうって思ってた》などの声があがったが、どうやらTBSのおかげで再放送にこぎ着けることができたようだ。
「新型コロナの感染拡大の影響でドラマの撮影がストップ。そこで各局は過去の名作を再放送したが、TBSは4月5日から3週連続で阿部寛主演の『下町ロケット』の特別総集編を放送した。同ドラマには強制性交罪で逮捕・起訴され、昨年12月に懲役5年の実刑判決を受けるも控訴した新井浩文被告が主要キャストで出演。しかし、見事に出演シーンがカットされていた。それを見て、フジのドラマ班もピンときたようだ」(芸能記者)
フジも絶妙な編集で再放送することになりそうだ。