ところが、「ゴチ」の呼称で親しまれる大人気の「グルメチキンレース・ゴチになります!」は、呪われた企画だというのが業界内の定説だ。“ゴチメンバー”が次々と不幸に見舞われるからだ。
そもそも岡村が、コロナ禍の4月23日に生放送されたラジオ「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ANN/ニッポン放送)で、女性蔑視ともとれる発言をして猛バッシング。一時はANN最長番組が存続の危機に立たされた。結果、翌週に公開説教をした矢部が返り咲き、録音で放送していくことで終結。期せずして、ナイナイによるANNが復活することとなった。
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現在のゴチメンバーでいえば、NEWS・増田貴久。グループから手越祐也が電撃離脱したばかりだ。前メンバーで後輩のSexy Zone・中島健人からのバトンを受け継いだ増田だったが、手越脱退はトラブルの多いNEWSにとどめを刺した。
過去のメンバーに目を向けると、パート3から6に参加していた元オセロの中島知子。松嶋尚美とのコンビ時代は女性芸人のトップランナーだったが、11年5月に体調不良を理由に芸能活動を休止すると、女性占い師による洗脳騒動、激太り、家賃滞納など次々と問題が表面化。コンビは解散し、表舞台から姿を消した。
その中島と同時期に出演していたのは、アメリカ人タレントのセイン・カミュ。博学ぶりは番組史上最高といっても過言ではなく、年間無敗記録を達成した。しかし、14年末に所属していた事務所との対立が取りざたされ、レギュラー番組を降板。移籍後は、損害賠償問題にまで発展した。
準会員としてレギュラー参加していた大物俳優・船越英一郎は17年、女優妻の松居一代と泥沼離婚。松居は、船越の不貞を見つけるや、探偵を雇って尾行して、「呪いのビデオ」と称される投稿をした。あげくに、夫はカツラであると暴露。無事に離婚に至ったが、船越のイメージダウンは免れなかった。
紅一点の女性は、とかくご難続きだ。元女優の江角マキコは、女性のレギュラーメンバーで最長だったが、クビになった2年後に芸能界を引退。年金未加入やタレントの長嶋一茂宅に落書きをしたと報じられ、騒動が絶えないお騒がせ女優だった。
ほかにも、モデルで女優の佐々木希は、夫がアンジャッシュ・渡部建。複数女性と不倫していたことが大きな話題になった。芸能人史上初の“多目的トイレ不倫”は衝撃を与え、いまだ活動を自粛中だ。
佐々木と同じモデルで女優の杏も、不倫をされた“格上妻”。俳優の夫・東出昌大との離婚問題はコロナ禍で闇に包まれたままだが、今年上半期最大のスキャンダルだった。
もはや、不幸の連鎖となっている「ゴチ」。今年下半期のトラブル芸能人も、ここから出てしまうのか…。
(伊藤由華)