事の発端となったのは、1日の『news zero』の報道。この日、都内の感染者数は緊急事態宣言後最多となる67人となったが、番組でそのことについて報じている際、「20代の3人の感染が分かったのは秋葉原のメイドカフェです」というナレーションが流れる中映ったのが、「@ほぉ~むカフェ」の外観。「秋葉原のメイドカフェに勤務する20代女性従業員3人の感染が確認」と言い、「この店の感染者はこれで6人となり、運営会社が今日から都内の6店舗を休業しています」と紹介していた。
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しかし放送後、「@ほぉ~むカフェ」を運営するインフィニア株式会社の取締役である深沢孝樹氏がツイッターを更新し、「さすがに我慢の限界なので話しますが…」と前置きし、「個人特定を避けるため、感染者の年齢や性別については一切回答できないと電話で伝えた(録音済み)にも関わらず、『20代女性』と断定した報道」と“20代女性”という情報は番組側には明かしていないとし、「日本テレビ『ニュースZERO』の倫理観はどうなっているんでしょうか」と訴えた。さらに、深沢氏は「今の私の心境は、メイドカフェに対しての偏見だらけだった14年前に戻った気持ちです。初心にかえって、まずは身内から、そしてファンの方の信頼回復に努めたいと思います。今は身近な人に分かって頂ければそれで十分です」と心境を明かしつつ、「当然ですが本ツイートは20代、女性という報道を肯定するものではありません」とつづっていた。
このツイートに、「別ルートから判明したのでは?」「他の取材源からの情報という可能性もなくはないような」という指摘も見受けられたが、ほとんどが「憶測もしくは無許可はひどすぎる」「個人の特定につながる情報を許可なしで流すのはどうなんだろう」「年齢も性別すら明かしていないのに断定で不特定多数が閲覧出来る場所に上げる神経は理解できない」という同情の声や、『news zero』への批判となっていた。
番組側に謝罪を求める声も上がっていたが、果たして番組側は対応するのだろうか――。
記事内の引用について
深沢孝樹氏ツイッターより https://twitter.com/fukazawa_koki