新型コロナウイルスの影響でスタジオ収録ができないため、出演しているガヤ芸人たちが、それぞれ撮影してきたユニークな動画を発表する「ガヤが撮ってきました」という新企画を放送。若手芸人が体当たりで面白動画を発表した。
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中でも視聴者から反響を呼んだのが、松竹芸能所属の「なすなかにし」の解散ドッキリであった。ふたりはいとこ同士であり、またその仲の良さは若手お笑い界随一とも噂されている。
仕掛け人はボケ担当の中西茂樹。ツッコミ担当の那須晃行に、「才能がないので解散したい」と切り出すことに。中西は新型コロナによる活動自粛で、己を見つめ直す時間が増え、自分の才能の限界に気付き、結果漫才のネタも書けなくなっていることを那須に打ち明けた。そして中西は、自分に子供ができたことをきっかけに安定した職業に就くことを考えていると打ち明けたのだ。
黙ってその話を聞いていた那須は、中西の将来を案じ「家族のためにも再就職の事は考えた方がいい」と口に。また那須もひとりで活動することは考えておらず「中西と一緒に芸能界を辞める」「やめて犬のテーマパークを作りたい」と新たな夢を目指す覚悟を伝えた。
そして、2人は最後に日課となっているYouTube動画の撮影をこの日、最終回とすることを決め、「なすなかにし」として最後の漫才を披露することにした。
そこでも那須は「なすなかにし」を解散させたくないと、やりとりを引き延ばそうとしたり「そんな感じで終わりたくないんや」と声を荒らげるなどした。
お互いの絆を再確認したところで、中西はついにネタばらし。那須は「あー良かったぁ」と涙を浮かべ喜びを表現した。
このドッキリの内容にネットでは「涙腺崩壊した」「ドッキリは苦手だけどすごく泣ける内容だった」「こういうドッキリって相手が拒否するのが定番だけど受け入れたのはビックリした」「いいコンビ愛だった」と感動する声が相次いだ。
2人は前述の通り、いとこ同士でまた親戚も仲が良いことが知られている。特に那須は一人っ子だったため、中西のことを幼少のころから兄のように慕っていた。その絆は実の兄弟以上に深いと思われる。
既に芸歴20年のベテランであるが、今回のドッキリをきっかけにもう一花咲かせそうだ。