本作は『東京タラレバ娘』『偽装不倫』(共に日本テレビ系)の原作者である東村アキコ氏による同名漫画が原作だ。美食家のイケメン探偵・明智五郎(中村倫也)が、助手の小林苺(小芝風花)と共に、殺人鬼・マグダラのマリア(小池栄子)が企てる“食”にまつわる殺人事件を、“食”を通じて解明していく――というサスペンスドラマだ。
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※以下、ネタバレを含む。
第8話では、明智がマリアから苺の殺害を予告され、一時的に苺とその親友の桃子(富田望生)を自分の屋敷に住まわせることに。しかし、苺は明智の忠告を破って、弁当屋の客である貴婦人のケータリング先の廃ビルへ弁当を運ぶことに。貴婦人の正体は変装したマリアで、苺はビルの一室へ追い詰められる。そこへ明智と桃子が到着し、苺は明智によって救われる。マリアは明智に自分こそが運命の相手と迫り、明智を誘惑する。苺が「明智さんのことが好きです!」と必死で明智を止めるも、明智はマリアを抱きしめ、2人で廃ビルの床に空いた穴へと落下していくのだった。
以前より、マリアに殺害予告されていたにも関わらず、勝手な行動をして捕まる苺に対して、視聴者からは「さすがに苺バカすぎ」「原作では殺害予告されていないから捕まっても自然だけど、散々忠告されてコレは救えない」「苺の言動が不自然。急展開に進むために無理やりキャラを動かした感がある」という不満の声が集まっている。
「原作でも、マリアが苺をさらうという展開は同じです。ただ、マリアが明智に苺を殺すと宣言する描写はありませんでしたし、場所も廃ビルではなく船の上でした。また、原作ではマリアではなく、明智の方がマリアを試すために自ら海の中へ身を投げます。こうした原作改変に対して、原作ファンからは『原作では明智が自ら身を投げて賭けに出るから緊迫感出るのに、ドラマじゃ明智がマリアに振り回されすぎてキャラがブレる。頼むから原作通りにやってくれ』『原作では苺も貴婦人を怪しんでたのに、ドラマでは無防備すぎ。改変するのはいいけど、もっと自然にやってほしい』という声が集まっています。
さらに、ドラマでマリアが苺に激しい競争心を見せ、明智に迫る様子から、原作ファンは『マリアが苺に嫉妬して、ただのメンヘラになってる…。明智に“あなたの運命の人は私だけなんだから”とか言っちゃう辺り、小物感がすごい』『マリアが情緒不安定すぎてイメージ違う。いつも淡々と冷静なマリアだからこそ怖いのに、何かオーバーに笑ったりにらんだりするから、怖さが半減した感じする』という声も挙がっています」(ドラマライター)
原作ファンから不満の声が挙がるものの、本作が来週最終回を迎えることに対して、「もう終わっちゃうの?寂しすぎる」「毎週日曜日の楽しみがなくなるなんて…」という早くも“ロス”の声も集まっている。原作が完結していない中、ドラマではどのような結末を迎えるのだろうか。今後の展開に注目したい。