サイトでは、配給会社が「新型コロナウイルスの感染拡大による国内の事態を受け、検討を重ねた結果、公開日の延期を決定いたしましたのでお知らせします」、「変更後の公開時期については、2021年GW2部作連続公開を予定しております」と案内している。
佐藤は、「皆様が安心して映画館に足を運べる日が一日でも早く返ってくることを願うと共に、そのためにも今後も一歩一歩着実に歩みを進めていくことが大事だと感じています。そして来年の公開日をお互いに健康で迎え、必ずまたお会いしましょう。皆様の日々の幸せを祈っています」とメッセージを寄せている。
「各社ともに緊急事態宣言下に予定していた映画の公開を続々と延期し、原則7月以降に公開されることになりそうだが、今後、さらに感染拡大が起こった場合、また映画館が閉館に追い込まれてしまう可能性もある。『るろうに』はそうなった場合のリスクを考えての延期のようだが、各社は厳しい選択を迫られることになりそうだ」(映画業界関係者)
緊急事態宣言が解除された県では続々と映画館がオープンしたが、今月25日発表の「全国週末興行成績」(23~24日集計、興行通信社提供)で異変が。トップ10の中にいずれも過去に公開されたヒットした「君の名は。」、「天気の子」、「シン・ゴジラ」がランクインしているのだ。
「公開する作品がないので、スクリーン数の多いTOHOシネマズが苦肉の策で過去のヒット作を上映。それなりに動員はできるが、昨年よりも大幅に減収することは避けられないだろう」(同)
映画業界も苦境に立たされてしまったようだ。