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まるでコロナ禍を予言していた作品? 再放送希望の声が集まっているドラマ3作

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石原さとみ

 新型コロナウイルスによりビジネスにも大きな影響が出ている。テレビ局も例外ではなく、多くの局がニュース番組以外の収録をほぼ中止に。収録済みのストックがないバラエティ番組などは総集編を放送するなどして対応している。

 そんな中、ドラマの撮影も休止となり、初回放送が延期になったり、途中まで放送したものの第3話以降の放送を延期するなどの措置が取られているが、その時間に放送されるのが、過去ドラマの再放送。これにより、ネットからは再放送してほしいドラマの作品名も多く上がっている。特に希望する声が多く見受けられた作品のひとつが18年1月クールに放送された『アンナチュラル』(TBS系)だ。
 「『アンナチュラル』はもともと人気の高い作品で19年の年末に再放送もされていましたが、第1話ではサウジアラビアに渡ったことのある男性がMERSコロナウイルスに感染し、死亡。その死因を主人公のミコト(石原さとみ)たちが突き止めるというストーリーでした。コロナウイルスにより国中がパニックになったり、死亡した男性への差別が始まるなど、まさに現状が描かれているとして、新型コロナウイルス感染拡大以降、再び注目する声が集まることに。『今だから見返したい』『また違った見方ができそう』という声が集まっていました」(ドラマライター)

 また、KinKi Kidsのふたりが主演した97年のドラマ『ぼくらの勇気 未満都市』(日本テレビ系)の再放送を求める声もあった。
 「『ぼくらの勇気 未満都市』は、千葉県の架空の市がウイルスに汚染されてしまい、感染拡大を防ぐため、町全体が政府によって封鎖されてしまうというストーリー。ウイルスは大人だけが発症し、やがて死んでしまうというもので、大人がいなくなった街で子どもたちがあがいていく姿が描かれています。ドラマファンからは、『リアル未満都市になってきてる気がする。あのドラマをもう一回見て勇気をもらいたい』『いまから日本で起こることが描かれてる気がする』と、再放送へのリクエストが寄せられていました」(同)

 さらに、遠藤憲一と菅田将暉のダブル主演ドラマ『民王』(テレビ朝日系)にもリクエストが集まっている。
 「15年7月期に深夜枠で放送された本作ですが、遠藤演じる総理大臣が、菅田演じるボンクラな大学生の息子と入れ替わってしまい、ボンクラ息子が国のリーダーとして成長していくというストーリーになっています。ギャグテイストで笑えるドラマですが、『現実の総理が情けないから癒されたい』『現実の総理に文句言ってる人が多いからウケそう』という声も。総理の成長物語ということで、放送を望む声が出たようです(同)

 果たしてこの3作が再放送に選ばれることはあるのだろうか――。

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