第38話は、裕一(窪田正孝)が自分の才能を証明したい一心で、仕事も早稲田の応援歌づくりもそっちのけで、三日三晩徹夜で書き上げた交響曲「反逆の詩」を小山田(志村けん)に見せる。しかし、その反応は冷たく、裕一はショックを受ける。一方、早慶戦までいよいよ3日となり、「紺碧の空」の作曲をお願いしている早稲田の応援部の団員たちが裕一の家に押しかけ――というストーリーが描かれた。
この日の放送では作中、唐突にミルクセーキの作り方を紹介する一幕があり、視聴者を混乱させた。
「問題となっているのは、早稲田の応援部が裕一の家に押しかける前、喫茶店・バンブーで落ち合った際の一幕。団長(三浦貴大)がマスター(野間口徹)に団員たちに振る舞うためにミルクセーキをオーダーしましたが、唐突にお料理番組風にミルクセーキの作り方を長々と流し、『明治時代から滋養食として出されてきました』と紹介していました。本編とはなんの関わりもなく、それまで主人公やヒロインがミルクセーキを好んで飲んでいたという描写もなかったことから、視聴者からは『裕一の曲づくりは紹介しないのにミルクセーキの作り方は紹介するんだ…』『三日三晩の裕一の曲作りよりミルクセーキの作り方に割いた時間の方が長い』『唐突なお料理教室で視聴者が面白がるとでも思ったのかな?』といった困惑の声が聞かれました」(ドラマライター)
また、ほかにも“スベッた”と言わざるを得ない場面があったという。
「その後、バンブーには慶應の応援指導部の団長・御園生(橋本淳)がやってきて早稲田の応援部と言い争いになる一幕がありましたが、バンブーのママ・恵(仲里依紗)が唐突に高笑いし始め、『思い出すわ~。私がオックスフォード大学で法律を学んでいた時のこと……』『いままで模擬裁判で負けたことなんてなかった!』などと思い出話を語り始め、最終的に大学中退を告白。御園生に対し、『あなた負けるわよ』と指摘するという展開が描かれました。これに視聴者からは『昭和初期に女性がオックスフォードに留学…?』『オックスフォードが風呂敷広げすぎて意味不明』という声が噴出。時代錯誤な告白に視聴者を惑わせていました」(同)
放送後、ツイッター上では、一時、「ミルクセーキ」「オックスフォード」といったワードがトレンド入りする事態となったが、謎展開に納得できない視聴者からの声が多く寄せられてしまっていた。