問題となっているのは、政府が導入を検討している新型コロナ対策のための「接触確認アプリ」について報じていた際の一幕。AppleとGoogleの仕組みを採用したもので、新型コロナ感染者との接触が確認されたユーザーにアラートが送られるというもの。陽性者になったら自らアプリ上で入力するが、アラートが届いたユーザーには、誰が陽性者か分からない仕組みになっている。
アプリの狙いについて、通知が来ないようにするため、人との距離を取るなどの行動を取ったり、万が一に備えたお守りのような役割をすることが期待されるが、このアプリについて話を振られた小倉キャスターは、「プライバシーのことを考えるとまずいこともあるでしょうね」と苦言を呈しつつ、話を進めようとした伊藤利尋アナウンサーを遮り、「『陽性になっちゃったよ』って言ってかみさんにツッコまれてね、『じゃあ誰と接触したの』ってことになったら騒ぎですよ」と発言。しかし、これに伊藤アナがすかさず、「いいことですね」とツッコみ、スタジオからは小さな笑いが起きていた。
小倉キャスターのこの発言に視聴者からは、「なんでこんなギャグ言うの?くだらなすぎる」「率直に気持ち悪い」「人命がかかってるのにくだらないこと言うなよ」とった批判が殺到。一方、伊藤アナには「めっちゃ上手くスルーして笑った」「こんな冗談に反応してるタイミングじゃないもんね」という称賛の声も集まっていた。
「小倉キャスターと言えば、今月6日の同番組の中で新型コロナ対策について、『日本も頭を下げて「よろしくお願いします」と言ってもらいたいなという感じがするぐらい日韓の差が出ちゃいましたよね』と発言していましたが、韓国の新型コロナ対策の一つには、感染者の立ち寄り場所に反応するアプリや、感染者監視用のリストバンドなどの徹底した監視があることは周知の事実。今回、小倉キャスターが日本で導入される予定のアプリについて、『プライバシーのことを考えるとまずい』と発言したことに対し、『日本がやると文句言うのか』『韓国に頭を下げてって言ってたのによくプライバシー持ち出せたな』といった呆れ声も集まっていました」(芸能ライター)
新型コロナウイルスの状況は刻一刻と変わるとは言え、ダブルスタンダードやおふざけは視聴者からは受け入れられないようだ。