番組冒頭、小倉は「緊急事態宣言を受け、私はスタジオに行かずこのような形になりました。少しでも感染防止できればいいのかなと思います」とテレワークの意図を説明。
小倉は、持病の糖尿病があり、18年には膀胱がんの全摘手術を受けている。
そのことを踏まえ、「私自身がリスクのある高齢者ということで、なるべく大勢の人と接触しないように、自分の書斎からしばらくの間、お届けすることになりますのをお許しください」と視聴者に理解を求めた。
小倉の行動に対し、ネット上では「大病された後、また情報発信者の一人として、テレワーク、賛成です」、「小倉さん、あなたは正しい」、「これはパフォーマンスでもなんでもなく、一都民として正しい対応をしてるだけ」などと英断に賛同する声が多く上がった。
「テレビ各局も、いよいよ緊急体制に突入。感染リスクを低下させる人員減は当たり前だが、なるべく自局の人員でまかなえるような体制に切り替えている。自局の社員ならば、たとえ感染したとしても補償できるが、外注の制作会社やタレント、コメンテーターらだと世間から叩かれるので、それはなんとしても避けたいところ」(放送担当記者)
また、同日放送のNHK「あさイチ」でも、緊急事態宣言を受け、メインMCのお笑いコンビ「博多華丸・大吉」が別室からのリモート出演となった。
さらに、8日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」では、スタジオに出演したコメンテーターは同局の玉川徹氏のみになった。
すでに、TBS系「NEWS23」のメインキャスターを務める、元テレビ朝日アナウンサーで現在フリーの小川彩佳は、妊娠中であることから、通常のスタジオとは別の場所から中継で出演している。
「おそらく、各局のニュースと情報番組で最終的にスタジオに残るのは、各局のアナウンサー、そして、基礎疾患がなく年齢が若いキャスター陣のみになりそう」(同)
放送体制から、いかに緊急事態であるかが伝われば、感染拡大防止になりそうだ。