合田隆信専務は「やはり生放送のハプニングに対する想像力が欠けていたかなと思っている。こういうことが起こるかもしれないということの範囲、判断の想像力が欠けていたという反省はございます」とコメント。
同番組中、お笑い芸人の江頭2:50が、女優・永野芽郁をターゲットにし、追いかけまわして泣かせてしまった。この件がネットでは賛否両論の話題となっていた。騒動を受け、江頭は、自身のYouTubeチャンネルで謝罪。永野もラジオで少しだけ触れた。
ネットでは「コンプライアンスを気にしすぎるのが問題」「想像力が欠けるもなにも、想像通りのエガちゃんでしたよ」「ネットの声を全て正義とせず、プライドと軸を持って一貫した制作を続ければ良い」と、反省についても賛否両論を呼んだ。
江頭の芸風を考えれば、「ハプニングに対する想像力が欠けていた」というのは、ネットの指摘通り無理があるのではないか。世間が求めるコンプライアンスに対して、局側が過剰に気にしているように感じる。人が不快に感じるものは、極力避けた方がいいのは間違いない。しかし、気にしすぎて番組制作が萎縮してもいい番組にはならない。バランスの塩梅が難しい時代だ。
だからこそ、江頭をはじめ、キャスト陣に謝罪させることなく、「これはテレビの演出。合わない人はチャンネル変えていい」くらいの気持ちでいても問題ないのではないか。起きた事象を反省するのは大事だが、今回の件はキャスティングは反省するポイントではない。反省するポイントを間違えず、いい番組作りをしていうことが大事だ。