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「飯が食えない。今すぐ10万円を」39歳無職男、市役所で包丁を出し逮捕 ​切実な訴えに同情の声も

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画像はイメージです

 千葉県松戸市の市役所で、39歳無職の男が包丁で職員を脅したとして、逮捕されたことが判明。その行動が物議を醸している。

 男は13日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い一律10万円を給付する特定定額給付金を求め、松戸市役所を訪れる。そして、担当部署に向かうと、「3、4日何も食べていない。今すぐ10万円を給付してほしい」と懇願する。担当者が「順番に対応している。今すぐの給付は難しい」などと告げたそうだ。

 すると、男はカバンから持参した包丁を取り出し、「今すぐ金をもらえないならここで死ぬ」と叫ぶ。これを見た別の職員が警察に通報。駆け付けた警察官に銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕された。

 このなんともやりきれない事件に、「包丁を出す行動は良くないけど、困り果てて10万円の支給を求めたのに、無下にされるのは可愛そう」「税金の納税書は迅速に届けるくせに給付は未だにノロノロとやっているし、申請にも時間が掛かる。公務員には社会的弱者を救おうという精神がないのか」「役所の職員ももう少し別の対応をするべきだったのではないか」と、男に同情的な声が上がる。

 そして、政府に対しても「いつになったら10万円を支給するのかはっきりするべきだ」「こんな役人天国は許せない。政府の姿勢を表している」「この人が本当に飯を食っていないのかはわからないが、職を失って飯が食えず、お金を求めている人は多いはず。早く対応してほしい」と早期の対応を望む人も多かった。

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