彼が生謝罪するまでの1週間、特に他の芸人から岡村の発言について言及することはなかったが、お笑いファンの中では、同じラジオ仲間が彼に「無言のエールを送っているのでは?」と話題となっている行動がある。
曜日や局は違うものの、岡村と同じく長年同じ時間帯(深夜1時~3時)でラジオのパーソナリティーを務める伊集院光は、27日深夜の『JUNK伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)の放送にて、深夜2時の時報と共に「2時!」と叫んだ。これは、岡村がナイナイでラジオをしていた時からの恒例行事である。
彼らの後輩芸人・ニューヨークは、自身のYouTubeチャンネルにて定期的にラジオ形式の動画を配信中。作家にナイナイラジオの元ハガキ職人がいたり、過去に『岡村隆史のANN歌謡祭in横浜アリーナ』にニューヨークが出演したこともあってか、作家を含め、岡村ANNのイベントTシャツを着て生配信。最後はシャツをアピールする仕草も見せた。
また、テレビ東京のプロデューサーである佐久間宣行は、自身がパーソナリティーを務める『オールナイトニッポンゼロ』(ニッポン放送)にて、知念里奈の『DO-DO FOR ME』を掛けた。この曲はナイナイお気に入りの一曲。番組内で事あるごとに掛けてきた歌である。
「岡村のラジオと同じ曜日・時間帯に放送している『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)では、岡村が生謝罪している裏で、aikoの『ラジオ』を掛けました。aikoは、岡村のラジオによく出演していますし、今一度『ラジオ』の良さを訴えたかった、おぎやはぎやスタッフなりの“ライバル”に対するエールだったのではないでしょうか。ネットでは、こうした芸人たちの粋な行動について、『無言のエール染みるな…』『みんな深くは触れず、でもこっそりエールを送ってくれてて泣いた』『ほんとグッときちゃった』といった声があります」(芸能ライター)
さらに、SNS上では「#岡村がんばれ」とのハッシュタグをつけて、彼を応援する声もたくさんある。確かに岡村は批判されることを言った。だからと言って断罪するのではなく、「エール」を送ってあげてほしいものだ。