岡村は、番組冒頭から約40分にわたって反省の言葉を述べ続けた。そこへ、「やってもうたなお前」と突然、矢部が乱入したのだ。矢部のこの番組への登場は、2014年9月のコンビ時代の最終回以来となるため、約5年半年ぶりとなる。
矢部は、岡村がベテラン芸人となるにつれ、周りのスタッフがイエスマンに固められ、「誰も注意する人がいなく」なっていった流れを説明。岡村の発言もそうした慢心から出たものではないかと批判した。さらに、「スタッフ含めて全員がそうしたんですよ。空気を。知らぬ間に芸歴も長なって、偉なってもうたから」と愛のある説教を展開した。ナイナイはある時期から楽屋が別になったが、矢部は「別にしないと岡村を嫌いになってしまうと」まで考えていたようだ。矢部が『オールナイトニッポン』を辞めたのもその延長だったという。
今回、岡村は性風俗で働く女性に対する蔑視発言が問題となった。岡村は性風俗通いをラジオ番組で公言していたが、それはテレビ番組の収録現場でも披露されており、当然全カットになっていた。矢部は「困ったら風俗ネタに逃げる。受けへんやん」と裏側を語り、「そういう意味でもきついで、50やもん」と話した。
矢部は岡村に、「景色を変えたほうがええわ。結婚したら? これをきっかけにと言ったら、傷ついた方々に申し訳ないけど、チャンスをもらったと思って」と話し、岡村に真剣なアドバイスも向けていた。この件でネットでは「独身差別」という声も上がったが、矢部は岡村が真剣に人と向き合い、価値観を変える、視野を広げるために結婚を勧めたとみられる。
これには、ネット上で「矢部さん来てくれて助かった」「これは二人の絆が感じられていいね」といった声が聞かれた。今回は矢部の言う通り、「公開説教」となったが、その言葉を岡村が真摯に受け止め、心を入れ替えることができるのかは期待したいところだ。