問題となっているのは、前番組『バイキング』(フジテレビ系)とのつなぎで行われるクロストークでの一幕。その中で、安藤は公明党が現金10万円の一律給付を安倍首相に要請したことに触れ、『バイキング』MCの坂上忍に問い掛ける形で、「一律10万円給付だといらない人もいるでしょう」と否定的な発言。これに坂上は「僕もいろいろ考えたんですけど、スピード感ってことで一律でいいでしょう」とかわしていたが、安藤は「手っ取り早い案としてはこれしかないという落としどころというか、決着しどころらしいんですね。こうすれば『支給しましたよ!』ってなるわけじゃないですか。この辺が狙いどころなんじゃないかなと思います」と分析しつつ、高所得者は後々この給付金を返すべきではないかと疑問を投げ掛けていた。
しかし、安藤のこの発言に視聴者からは、「仕事休みたくても休めない人をカバーするには一律給付しかないでしょ…」「何やっても文句言いたいだけじゃない?」「困ってない人もいるから困ってる人にも給付しなくていいってこと?」という批判的な声が寄せられた。
また、この発言と前後し、首相が国民1人当たり10万円の現金を一律給付するため、今年度の補正予算案を組み替える方向で検討するよう麻生太郎財務相に指示したことが明らかに。これについては「やっと、国民の声が政府に届いた」「正しい判断だと思うし、自粛頑張ろうと思える」「それで救われる命も多くあるはず」という喜びの声も多く聞かれている。
3月19日放送の『グッディ!』では「今、なんで一律にお金配んなくちゃいけないのか私もよく分からない」と話し、一律給付金よりも検査を無料にし、気軽に検査を受けられる体制を作るべきとも発言し、物議を醸していた安藤。国民の声とのズレが目立ち始めているようだ。