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ソフトB・バレンティン、新天地で自身“初優勝”へ 来日10年目の大砲、ファンサービスにも熱心に?

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バレンティン(写真はヤクルト時代)

 今季よりソフトバンクホークスの一員となったウラディミール・バレンティン。球界を代表するスラッガーも新天地での開幕を待っている。練習を重ねながらインスタグラムを通じて、ファンとの交流にも励んでおり、「こういう機会にインスタを通じてファンと話していこうと思っている」と、シーズンの見通しが立たない現在、プレーを見せられないながらも、様々な形でのサービスに力を尽くしている。

 今年で来日から10年目、もはやベテランとも呼べるキャリアを積んできている。言うまでもなく、魅力は長打力であり、常勝軍団のユニフォームを着た今季もホームランの量産が求められている。圧倒的戦力で日本一に登り詰めたホークスにとっても、打撃陣の破壊力を増すことは必至だ。同じく、圧倒的攻撃力でシーズンを制してきている西武ライオンズと打ち合い、その上でペナント奪還のためにもこれ以上ない補強でもあるだろう。

 スワローズでは、昨年まで4年連続で30本を超えるなど、35歳となった現在でも力の衰えは微塵も感じさせない数字を残している。さらには、緊迫した場面においてストレートでの真っ向勝負が多いとされるパ・リーグの野球では、バレンティンの打撃がこれまで以上に際立つことも予想される。今回の移籍はホームランアーティストとしてのパフォーマンスという面においても楽しみでならない。

 また、自身にとってもNPBでの9年間のキャリアにおいて、個人タイトルこそ幾度となく獲得しているものの、優勝は僅かに一度(2015年)だけであり、バレンティン本人はそのシーズン、怪我により殆どグラウンドに立つことが出来なかった。チームの優勝が負傷に泣いたシーズンだったことは本人のみならず、我々ファンにとっても悔やまれる。日本球界の活性化に大きな貢献をしてきているバレンティンにも再び、相応しい栄光が与えられる日をファンも心待ちにしているのだ。

 シーズン本塁打日本記録保持者であるバレンティンに求められるのは、残されたもう一つの勲章である、ペナント制覇、そして日本一への原動力となる事。ファンの期待に応えるべく豪快な本塁打を放ち続け、その夢を手にすることが出来た時、日本のプロ野球はもう一度、大きな盛り上がりを迎える。球界No.1スラッガーのバットには今シーズンも、大きな夢と期待が込められている。(佐藤文孝)

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