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全国の教員宛に届いた奇妙な脅迫文、現金の送付先から見えてくる意外な犯人像とは【未解決事件ファイル】

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画像はイメージです

 2015年3月、全国の小中学校の教員自宅や学校などに大量の脅迫文が一斉に郵送される事件が発生した。総数は2000通を超え、内容は体罰への報復をほのめかす内容だったという。幸い被害者は出ていないが、手間がかかり足のつきやすい郵送を選んだ犯人の狙いは、何だったのだろうか。

 脅迫文には「お前の教え子の親からの依頼で行動を開始する」「教え子を侮辱したから復讐する」「個人情報をあばき、最低の教師だと名指しして掲示板に投稿する」「自宅や家族に危害を加える」といった内容が、A4版1枚にびっしりと書かれていたそうだ。最後に、中止してほしければ現金300万円を郵送するように指示があった。送付先はタイ・バンコクの住所だ。

 送り主の名前はなく、あて名はボールペンの手書き。すでに退職した人や死亡した人も含まれており、少なくとも44都道府県に郵送された。
 現金の送付先であるアパートの一室には、一人のタイ人女性が住んでいた。彼女は知人女性に頼まれて郵便物の受け取りを引き受けたといい、その知人女性は日本国籍の夫Aから頼まれたと話した。なお、彼女は受け取る荷物の中身を知らされてはいなかったそうだ。

 Aは一体何者なのか?彼はタイで代行業を営んでおり、荷物の引き受けを行っていた。日本で言えば「コンビニ受け取りサービス」のような形で、自宅で荷物を受け取れない人のための仕事だ。今回の事件に関しては「2か月ほど前にメールで依頼があった、中身は履歴書」「依頼人の名前はマツオ・キヨミ」と話した。届いた荷物は香港の住所に送るようにという指示があったが、荷物は一つも届かなかったという。

 インターネットが既に普及した2015年に、わざわざ手間がかかる郵送を用いて2000通以上も脅迫文を出した犯人。一体何者で、どうやって情報を手に入れたのか。
 当時の報道で、脅迫文の一部が公開されたのだが、あまりに珍妙な文面に「犯人は外国人ではないか」という声がネット上で上がった。「お前の家に投石 夜中に怖い電話」「私たちは追い込みを続ける私たちは」という違和感ある文章が並んでいたのだ。さらに、句読点は一切なく、文節の頭に一字空けがなかったという。

 近年、日本では個人情報の流出事件が相次いでいるが、その情報が中国の闇市場で出品されたという噂もあった。2000通以上の脅迫文を「マツオ・キヨミ」なる人物が一人で準備したのか、それとも組織的に日本人をターゲットにしたのだろうか。結局、犯人の手掛かりは2020年4月現在も見つかっていない。

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