それは、清春がダウンタウンと買い物をするというロケ番組でのこと。その日の収録が一通り終わり、一部の出演者たちはロケバスに乗っていた。すると突然、清春の近くにいた今田が「テレビをなめんな!!」と頭を強く叩いてきたそう。その衝撃で被っていたキャップは飛ばされ、キレた清春はその後、ずっと今田を睨みつけていたという。
この時のことについて、清春は「ダウンタウンにやられるならともかく……。ダウンタウンさんだったらいい。それでちょっとカチンとなって」と心境を吐露。これに松本は「今田は多分、(睨んでいたことを)気付いてないと思うな。今田からそんな話、聞いたことがないので」と驚きの表情を見せた。当時、清春は怒りが爆発する寸前だったようだが、マネージャーが必死に「まぁまぁ、清春さん、清春さん!」と止めたことで、「僕も一応、抑えて帰った」のだそう。
この清春と今田の共演番組は「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)と噂されているが、90年代の今田はかなり尖っていたと言われる。
過去に今田と関係がギクシャクしていたと明かしたことのある中山秀征は、かつてバラエティ番組にて、今田の様子を語っている。若き日の今田は、舞台裏で共演者と誰とも話すことなく、楽屋の電気を消してシャドーボクシングをずっとしていたそう。
今田は「毎回が戦いだ」と、周囲をライバル視して、敵意むき出しだったからこそ、清春にも強く当たってしまったのかもしれない。