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【放送事故伝説】撮影途中に出演動物が死亡!打ち切られたテレビドラマ

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市原隼人

 テレビドラマにとって出演者は「ナマモノ」であり、不測の事態により撮影続行不可能という苦渋の決断を下すことがある。
 2008年にNHKで放送されたテレビドラマに『ワイルドライフ』という作品がある。週刊少年サンデーで連載されていた藤崎聖人氏の同名漫画をドラマ化したもので、犬猫などのペットから野生動物までを担当する獣医師たちに注目したフィクション作品である。

 主な出演者は当時から人気俳優だった市原隼人、玉山鉄二、仲里依紗らで、全3回の単発放送ながら注目を集めていた。
 しかし、この『ワイルドライフ』、最終回の3夜目の撮影途中で撮影、放送の中止が決定された。出演していたキリンの親子が撮影中に死亡したことが原因であり、出演シーンも多く残していたため撮影中止を余儀なくされたのだった。

 最終回として撮影されていた第3話は、秋田県にある動物園でロケを敢行、義足のキリンをテーマにした話であった。撮影のために親子2匹のキリンが借り出され撮影が続けられたが、撮影から3日後、母親のキリンが体調を崩し、その直後、子供の赤ちゃんキリン(生後4カ月)も病気となった。そして数日後、この親子キリンが相次いで死亡してしまったことからNHKはやむなく撮影中止を決断せざるを得なくなったという。

 親子キリンの死亡とドラマの撮影に因果関係があったのかは不明だが、構成上、赤ちゃんキリンと母親のキリンは離れて撮影する必要があり、生後間もない赤ちゃんキリンにとって、やはり大きなストレスになった可能性は高かったのではないかと推察されている。

 なお、撮影途中だった3話は放送されず、全3話構成だったドラマは全2話に短縮して放送されたほか現在ではDVDも販売中である。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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