発表されたカードは次の通り。
①スペシャル時間差バトルロイヤル
出場選手は入場と同時に発表
②TCS vs DDM スペシャルタッグマッチ
木村花&ジャングル叫女(Tokyo Cyber Squad) 対 ジュリア&舞華(Donna Del Mondo)
③ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合
<王者チーム>ビー・プレストリー&ジェイミー・ヘイター(大江戸隊) 対 渡辺桃&林下詩美(Queen's Quest)<挑戦者チーム>
④ワンダー・オブ・スターダム選手権試合
<王者>星輝ありさ(STARS) 対 刀羅ナツコ(大江戸隊)<挑戦者>
⑤ランバージャックデスマッチ
岩谷麻優(STARS) 対 鹿島沙希(大江戸隊)
この大会が無観客試合と決定した際、木谷高明オーナーは「チャレンジ」「実験」という言葉を使っていたが、その一つと思われるのが、観客席にテレビカメラを置くこと。これは無観客試合だからこそ出来る手法である。普段とはひと味違う臨場感溢れる映像が見られるかもしれない。また、YouTubeのスーパーチャット機能を使い、“投げ銭”という形でファンが参加出来るという。
メインイベントでは、ルールを岩谷が決めても良いとの条件付きで、対戦が決定した岩谷と、今年1月に岩谷を裏切り大江戸隊に電撃加入した鹿島沙希が、選手が場外に落ちないように、セコンドがリングを包囲する「ランバージャックデスマッチ」で対決することが決定した。ワールド・オブ・スターダム王者の岩谷だが、「ニューコスチュームを早く着たいから」という理由で、「赤いベルトは賭けません」とのこと。もともとは23日の愛知・名古屋国際会議場大会で、ジャングル叫女の挑戦を受けることが決まっていたが、大会が中止になったことで、この試合も流れてしまった。岩谷の中には叫女への思いもあったのではないだろうか。鹿島にとっては何がなんでも勝利を収めて、挑戦権を掴みたいところである。
観客がいないことで、セコンドに求められる役割も大きい大会になりそうだ。前代未聞の無観客試合は、全世界のプロレスファン注目の大会になるだろう。
(どら増田)