『Bsオリ姫デー』は、球団が2014年から女性ファンの新規開拓に着手し、『オリ姫』ブランドを立ち上げて、『カメラ女子』『オリ姫シート』など、単発的な企画を経て、2015年4月29日に最初の『Bsオリ姫デー』を開催。ピンクをベースにしたポスターだけではなく、監督、コーチ、選手もピンクが入ったユニフォームとキャップを着用。当日、ルーキーの西野真弘が活躍したことも重なり、満員御礼の人気企画となった。翌月の広島戦では、カープ女子とのファン対決も実現したり、女性向けグッズのアイテムを増やすなど、現在のスタイルを築いた1年だったと言ってもいいだろう。翌年はチェック柄のユニフォームが話題になっている。
昨シーズンは、湊通夫球団社長が「期待してもらいたい」と太鼓判を押していた通り、選手は着用せず、女性ファンにユニフォームを着用してもらう方向に振り切ったことが功を奏し、スタンドをピンクに染め上げた「オリ姫のオリ姫によるオリ姫のための」オリ姫デーとなった。オリ姫からの熱い要望に応え、桜柄に彩られたオリ姫ユニフォームは、スタンドに桜の花が咲いたかのような雰囲気を作り上げることに成功。選手たちからも「かわいい」と評判が良かった。試合前にはカメラ女子による写真撮影会が行われ、プロのカメラマンが指導のもと選手がモデルになるなど、試合終了後のイベントも含めて夢の企画が満載だった。
また、恒例の「オリ姫が選ぶバファローズの推しメン選手投票」(通称「オリメン投票」)も、イベント開催に先駆けてこの16日より投票を開始している。昨年は山岡泰輔が1位だったが、今年は誰になるのか注目だ。上位に入った選手はグッズ化する可能性も高く、昨年は1軍に出場する機会がない選手がランクインしていた。期間中は飲食も女子向けのものが多数用意される模様。30、31日の両日は、ユニフォーム付きチケットも販売され、男性ファンの『オリ達』もレディースサイズだが、購入可能とのこと。デザインは昨年に引き続き、京セラドーム大阪が所在する大阪市と同市西区の花「サクラ」を取り入れ、満開のサクラを大胆にあしらい、より「エレガンス」なデザインになっている。
昨年以上に満開の桜を、京セラドームに咲かせてもらいたい。
(どら増田)