まず19日は、第3世代として苦楽をともにした天山広吉、小島聡、永田裕志とチームを結成。鈴木みのる、タイチ、金丸義信、エル・デスペラードの鈴木軍と対戦する。中西とみのるの顔合わせが引退間際に実現するのは刺激的だ。
20日は、このメンバーにタイガーマスクを加えて、内藤哲也、EVIL、SANADA、高橋ヒロム、BUSHIのロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのフルメンバーと激突。IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王者、内藤は中西をどういう形で送るのか注視したい。
21日は、再び第3世代のメンバー4選手が、ジェイ・ホワイト、バッドラック・ファレ、邪道、外道のバレットクラブと対戦。邪道&外道が試合で揃い踏みするのは久々。現在のバレットクラブは悪の限りを尽くしているだけに、中西は最後まで苦しめられるだろう。
そして、22日の引退試合は、中西、天山、小島、永田が、棚橋弘至、飯伏幸太、オカダ・カズチカ、後藤洋央紀の本隊&CHAOSのドリームチームと対戦。中西にとって棚橋は、IWGPヘビー級王座を奪取した忘れられない選手である。あの時、会場だった後楽園ホールは大きな歓声に包まれた。新日本プロレスの長い歴史において、感動シーンの一つとして語るファンも多い。飯伏、オカダ、そして後藤との絡みも期待したい。
いよいよ今週に迫ってきた中西学引退試合。22日のチケットは既に完売している。たくさんのファンに愛された野人は、最後までトップ選手と闘う道を選んだ。
(どら増田)