番組は11日に死去した野村氏の足跡を紹介。張本氏は死去についてコメントを求められると、「人間の宿命ですけどね、残念ですね、寂しいですね」と無念そうな表情を浮かべた。
そして、ヤクルト監督時代、捕手だった飯田哲也氏を外野手に回したことを挙げ、「観察眼が素晴らしい」と絶賛する。続けて、野村氏が標榜していた「ID野球」について話が及ぶと、張本氏は口を尖らせ、「ID野球ってのは本当はないんですよ。マスコミが作った言葉だから、だから」と言及。
さらに、張本氏は「だからね、マスコミに文句言いたいんですよね。先行した言葉が多いのよ。ナニナニの怪物とかね、令和の怪物とかね、まだ1球も投げてないのに、野球界は誰も認めてないんだから」となぜかメディア批判を展開。これを聞いていた関口宏は怪訝そうな顔しながら、「そうですかあ」と吐き捨てた。
この後、話題は野村氏からプロ野球の春季キャンプへ。すると開口一番、唐橋ユミが「とうとうと令和の怪物がベールを脱ぎました」とアナウンス。VTRが終わり画面がスタジオに戻ると、張本氏は解説を拒否し、ゲストの元中日ドラゴンズの川上憲伸氏を指差し、「彼がすべて解説するから」とコメント。どうやら、「令和の怪物」という表現が気に召さなかったようだ。
張本氏の振る舞いに、一部ネットユーザーから、「大人げない」「そこまで怒らなくてもいいのでは」「自分もメディア側の人間であることがわかってない」と批判が。また、「ショーマンシップである以上、キャッチフレーズで盛り上げることも大事」「そうやって注目を集めようとしている」「野球だけやっていればいい時代は終わった」などの声が上がる。
一方で、「実績のないのを過剰に持ち上げるのは害悪」「メディアの報道で勘違いして、結果を出せなかった選手もいる。ハリさんの言う通り」という声もあった。
令和のプロ野球を背負って立つ存在となることが期待される佐々木朗希。看板通りの活躍を期待したい。