逮捕されたのは、陸上自衛隊朝霞駐屯地所属の男(30)。1日午後9時15分頃、品川区大井のスーパー銭湯で口紅を塗り、肩くらいまで伸びた女性用のカツラを被ったうえ、白いコートを着て女湯の更衣室に立ち入った。
本人としてはバレていないつもりだったのだろうが、バレバレだったようで、女性客が「女装した男が更衣室にいた」と従業員に申し出。実際に女装した男を館内の休憩所で発見し、通報のうえ建造物侵入容疑で逮捕した。
なぜこのような行動に出たのか。男は警察の取り調べに対し、容疑を認めたうえで、「女性の裸が見たかった」と話しているという。いい大人が、なんとも情けない理由で犯行に至ったようだ。
女装して女湯に入ろうとした自衛官に、「バレないと思う発想が信じられない。どうかしているのではないか」「普段自衛隊で厳しい特訓をしているはずなのに、相手に真っ先にバレるような行動を取っている。日本は大丈夫なのか」「馬鹿だとしか思えない」「ギャグ漫画みたいな話が現実になるとは驚き」と厳しい声が上がる。
一方で、「自衛官というガタイで女装して女湯に入ってもバレないと思うポジティブ思考を他のことに使うべきだった」「その度胸を他で使ってほしかった」という声も。また、「こんな人間に銃を持たせて大丈夫なのか」「国の防衛に関わる機密事項を知っている自衛官がこれで良いのか」と、憂う声もあった。
女性の裸を見たかったのなら、ほかに合法的なやり方がいくらでもあったはず。なぜすぐバレるような行動を取ったのか、不思議でならない。もちろんこのような行為は犯罪であり、バレなければいいわけではないが、あまりにも短絡的な思考に呆れる人は多かった。