この日、ミルクボーイは超大盛りグルメを体当たり調査する頂上決戦「盛-1GP」の撮影で、大阪府にある大盛りが売りの定食屋へ。そこで出されたのはご飯が2キロ、豚肉400グラム、から揚げが11個も乗ったデカ盛り丼。最初は余裕の表情を見せていたものの、『M-1グランプリ』の優勝後、突然露出が増えたミルクボーイは食レポ初体験といい、丼の量と慣れない食レポに悪戦苦闘。
最終的には「うわぁこれキツイ」「無理やわ」と弱音を吐くようになり、すぐにペースダウン。途中で「漫才をしながら食べたら腹に入れられるのでは」とのアイデアで、ふたりでM-1史上最高得点を記録した漫才「コーンフレーク」を披露しながら大食いチャレンジを続行したが、ツッコミの内海が途中で「なんやったけ?忘れたわ」とネタを放棄。不穏な空気が流れ始めた。
結局、ミルクボーイのふたりは半分以上残したまま「無理ですね」とスタッフに伝えギブアップとなった。残した分は集まっていた近所の子供たちに食べさせ、持ち帰りにしてもらい後日、自宅で食べる模様が放送された。
この模様に「はじめてとはいえあまりに根性がないのでは?」「弱音を吐くのが早すぎて応援する気にもなれなかった」といった落胆の声が集まった。
さらにミルクボーイのふたりは今回の「盛-1GP」が、ぺこぱやかまいたちなど昨年M-1で競い合った芸人たちと対戦する形式と知ると「(彼らは)リベンジしたい感じで来てるの?」「ぺこぱは(M-1の最終ジャッジでは)0票でしたからね~」とわざと煽るような発言を見せた。このビッグマウスにはぺこぱファンから「あれだけ大口叩いたのにギブアップ?」、「天狗になっているミルクボーイに幻滅した」などと非難の声が集まった。
なお、ぺこぱは本企画でコンビ仲の良さを見せつけたほか、新しいギャグも織り込むなど、若手らしいフレッシュな活躍を見せた。かまいたちも軽やかで的確なレポートをお互いの秘密を暴露するという笑いを交えながら行い、驚異のスピードで完食。ミルクボーイのロケに対する評価は下がってしまった。
現在、ミルクボーイはバラエティ番組よりも舞台や劇場、ラジオ番組を中心に活動しており、そこではM-1王者らしい貫録を見せつけている。「適材適所」という言葉通り、ミルクボーイは慣れない食レポよりも漫才やフリートークに力を入れた方が良さそうだ。