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東京進出否定のミルクボーイ、ダイアンの失敗例が教訓?

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ミルクボーイ・駒場孝、内海崇

 『M-1グランプリ2019』(テレビ朝日系)でチャンピオンとなったミルクボーイが、東京進出を行わないと宣言し、話題となっている。昨年12月30日放送の関西ローカルのラジオ番組『ダイアンのよなよな…』(ABCラジオ)に出演し、ダイアン・津田篤宏から東京進出について問われると、角刈りツッコミの内海崇は「東京へは行かないと決めた」と宣言し、その理由として「漫才を頑張りたい」と語った。

 『M-1』チャンピオンでは、2018年チャンピオンの霜降り明星が、2019年の春から本格的に東京進出を果たし、全国区の冠レギュラー番組『霜降りバラエティ』(テレビ朝日系)を持つなど、大ブレークを果たしている。

 ミルクボーイは霜降り明星に比べれば、地味な印象を受けがちなのは確かであり、どうしても比較対象になってしまうだろう。やはり、未知の東京へ飛び込むよりも、関西で地道に活躍していく道もあるのかもしれない。

 何よりミルクボーイが東京進出を躊躇するのは、先輩芸人の失敗例を見ているのもあるだろう。皮肉にも番組で共演したダイアンこそ、東京進出に失敗したコンビという位置づけであろう。

 「ダイアンは2018年に、芸歴18年目にして東京進出を果たしました。ですが、東京のテレビにはうまくハマれたとは言えません。ダイアンは芸人間ではネタのセンスには定評があり、特にコンビ同士での『いちゃつき』がファンには好評でした。ただ、東京のひな壇芸では浮いた存在となってしまい、何より見た目が地味だったのが敗因と言えるかもしれません。ミルクボーイも、ネタのクオリティに関して芸人間の評価が高い『楽屋真打』的な存在でしたから、ダイアンとキャラクターが似ています。その分、慎重にならざるを得ないのかもしれません」(芸能ライター)

 ミルクボーイの漫才スタイルは新人時代から一貫している。ある種のストイックな姿勢があると言えるだろう。やはり、関西の舞台を本拠地とし続けるのがベストかもしれない。

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