関西出身の吉本芸人とプライベートで親しいジャニーズタレントといえば、KinKi Kidsの堂本剛(奈良出身)だ。相棒の堂本光一(兵庫県出身)とジャニーズ唯一の関西発デュオにして、数々の記録を持っている2人。12月にはおよそ2年ぶりに東京ドーム公演を開き、単独アーティスト最多記録を58回に更新。同月にリリースしたシングル「光の気配」がオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得したことで、ギネス世界記録の「デビューからのシングル連続1位獲得作品数」を41作連続に更新した。
そんな剛だが、小学生のときは仲間とお笑いトリオ「水菜の煮たやつ」を結成したほど、幼いころからお笑い好き。アイドルとして大ブレイク後、ソロで好きな作品作りができるようになってからは、14年に関西のローカル街ブラ番組「堂本剛のやからね」(毎日放送)、18年にGYAO!でオリジナルドキュメンタリー番組「堂本剛の素」をスタートさせ、独自の道を歩んでいる。
「親友は、今年のM-1の敗者復活戦で会場を爆笑に包んだ天竺鼠・川原克己さん。昨年は番組企画を利用して、2人で箱根旅行をしています。現在は関東に拠点を移している川原さん。上京した当初は、週5で会っていたといいます。剛さんのソロライブには、きまって川原さんからのアレンジメント祝い花が届けられていることも有名です」(芸能ライター)
天竺鼠は「キングオブコント」で08、09、13年と3度も決勝戦に進出。M-1に至っては、05年から実に8度も準決勝まで勝ち進んでいる。
剛には先見の明がある。注目した芸人はその後、右肩上がりになっていくのだ。野性爆弾・くっきー!、千鳥、かまいたち、シャンプーハット、尼神インターなどはその一例。川原から紹介されたななまがり・森下直人と知り合うと、「キングオブコント2016」でファイナリストになった。
非吉本で意外性があるのは、元コンビ芸人の森一弥。森のエネルギーは16年に解散し、現在はピン芸人兼俳優として活動。コンビだったころは「キングオブコント」で09、12、13年に準決勝に進出している。剛とは98年ごろから交流があり、コンサート後には控室を訪れ、食事に行くこともしばしば。関東芸人で20年来の友人という、稀有なポジションを堅持している。
笑いのアゲ神様、剛。ミルクボーイと接近するのは時間の問題か…。
(伊藤由華)