そんなラーメン店だが、人気店ばかりではない。むしろ、潰れる店のほうが多いとも言われる。その理由は、「味」や立地条件、コストなど様々。その中で、「クレームやトラブル対応に疲れた」という理由で廃業する人もいるようだ。
ありえないラーメン店のトラブルの中で、多くの人を驚かせた不可解な事件が2018年7月11日、京都府京都市で発生している。事件を起こしたのは愛知県岡崎市在住の当時42歳の男。午前3時頃、酒に酔った状態で京都市中京区のラーメン店を訪れる。
カウンターでラーメンを食べていた男は、会計待ちで並んでいた大学生2人に対し、突如食べていたラーメンを頭から掛けたのだ。大学生は救急搬送され、1人が背中に20日、もう1人が顔に7日の火傷を負う。男は暴行の容疑で現行犯逮捕された。男は容疑を認めたうえで、「時間が経っており、熱くない」などと供述していた。ラーメンを食べに行った先で、突然よくわからないおっさんに熱いラーメンを頭からかけられて火傷させられるとは、災難の一言。なお、動機については現在も不明だ。
この奇妙なニュースに、「大学生が災難すぎる」「自分が被害者だったら本当に頭にくる。許せない」「自分が作ったラーメンを人に掛けられた店主の怒りも相当なものがあるのでは」「ラーメンに対する愛がない。許せない」とネットユーザーから怒りの声が挙がった。
店主の様々な思いのこもったラーメンを人に掛け、食べることを楽しんでいた大学生に火傷を負わせた42歳の男。言語道断な行為と言わざるを得ない。
文 櫻井哲夫