第2話は、保釈後に行方不明となり、遺体となって発見された元警察庁次長・町田(中村育二)の件で、井沢(沢村一樹)が事情聴取を受けるという展開に。山内(横山裕)は、改めて公安部長に井沢から目を離さないように釘を刺される。そんな中、ミハンは新たに、女子高生をストーキングしていた無職の男を危険人物として割り出し――というストーリーになっていた。
第2話も、2ケタ視聴率をキープした本作だが、実はストーリーのある要素が視聴者の間で物議を醸しているという。
「問題となっているのは、主演の沢村一樹演じる井沢と、横山裕演じる同僚の山内です。実は山内、危険人物とされる井沢を監視するように命を受けているものの、前作から修羅場をくぐってきたこともあり、お互いに信頼し合っているという複雑な関係でした。しかし、企画を担当したフジテレビプロデューサーの稲葉直人氏は、13日に公開されたマイナビニュースのインタビューの中で、二人の関係性について、『今回は井沢への“BL”だと思ってください』と横山に話したことを明言。『恋愛ではない』としつつも、『井沢を人間として愛しているし、心配で仕方ないし、僕が守ってあげなきゃいけないと思っている。そういう部分を強く出そうと思いました』と話していました。これに、BL好きの視聴者からは歓喜の声が上がり、早速BLに注目した視聴者もいたようですが、多くの作品ファンからは『なんでもかんでもBLにしすぎ』『一つの層に媚びるとほかの層から嫌われるの分からないのか?』という不満の声が聞かれてしまいました」(芸能ライター)
今話にも、“BL”のように受け取れてしまうシーンがいくつかあったという。
「序盤では、山内が『井沢さんは(町田を)殺してない。井沢さんを見てたら分かる』と断言し、小田切(本田翼)に『あんたって、好きなんだね。井沢さんのこと』とからかわれるシーンがあったほか、終盤では、自宅で亡くなった妻と娘の幻影に苦しむ井沢を、山内が家の外からそっと見守りながら電話を掛け、井沢が山内に『もし、僕がまた一線を超えたら撃っていいから。殺してくれ、君が』と頼むシーンがありました。二人の絆を感じるシーンではあるものの、BLを意識するとより深い意味合いも生まれることもあり、視聴者からは『BLにしか見えなくなって辛い』『BL好きの層に媚び売るシーンが多すぎる』といった苦言も聞かれてしまいました」(同)
今回でseason4を迎える人気作なだけに、プロデューサーの一言が思わぬ波紋を広げてしまったようだ。