「木村さんの評価がアップした大きな理由の一つは、演技力が世間に認められ始めたことでしょう。これまで木村さんは視聴率を稼げる俳優だったものの、演技力については低評価を受けがちでした。木村さん自身もバラエティ番組でドッキリを仕掛けられた際、『何をやってもキムタクって言われる』『何をしても叩かれる』と吐露し、自覚があったようですね。ですが、昨年放送されたドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)や新年に放送された特別ドラマ『教場』(フジテレビ系)での演技を見た視聴者からは『背中で演技ができる俳優になった』『佇まいは圧巻』と称賛する声や、『何を演じてもキムタクだけど、キムタクはそれほど存在感のある俳優だということが分かった』など、木村さんだからこそできる演技を好意的に捉える声が多く挙がっていましたよ。木村さんを見直した人が多かったようです」(芸能記者)
『グランメゾン東京』の全話平均視聴率は12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、『教場』の視聴率は前編が15.3%、後編が15.0%と上々だった。脚本や脇を固める俳優陣の実力も高視聴率を叩き出した要因だが、木村の存在感も大きかったことだろう。
また、木村のプロ意識に改めて注目する人も多いようだ。
「木村さんはもう47歳。身体にたるみが出てきてもおかしくない年齢ですが、最近は『ドラマで後ろ姿を映されてもウエストが細いから絵になる』『この年齢で身体が絞られているのはすごい』と、改めて感心する人も多いです。体型をキープする努力も、若かった頃のオーラをいまだ出し続けることができる理由の一つでしょう」(前出・同)
さらに、木村に対する報道も影響しているようだ。
「一時はネガティブな報道をされたこともあった木村さんですが、最近は、ドラマの打ち上げには一番乗りで現れ最後まで付き合うことや、完璧に台本を覚えてから現場に入るなど、プラスな報道がされています。『教場』の打ち上げでは、SMAPのヒット曲『夜空ノムコウ』を披露したと報じられていましたが、今でもSMAPを想っている態度も、“アンチキムタク”だった人たちの心を変えているようです」(前出・同)
2020年は、陰り気味だった木村の人気に再び火がつきそうだ。