桑田氏は昨年のMattの活躍やブレイクについて、「親ですから、自分の好きなことに挑戦している姿を見ると、非常に嬉しく思います」とコメント。「家で一緒にいるのも楽しいですけど、こうして一緒に仕事ができるのも楽しいです。どんな世界も右肩上がりにうまくいくわけじゃない。心配はありますけど、色々失敗したりすることがあったとしても、それを機に大きく成長していってほしい。くじけた時は背中を押してあげたい」と親心を明かす。「芸能界ではいつも周りの人に感謝して頑張りなさいと声を掛けています」と、日々アドバイスも送っているという。
Mattのタレントとしての成長ぶりについても、「トークがうまくなっているね。趣旨に沿って話をしている」と絶賛。「人生は限られた時間。とにかく好きなこと、やりたいことを全力で挑戦していって欲しい。僕は陰で支える側でいてあげたい」と述べ、一方で「トークを磨くには大阪のノリも必要。(関東育ちのMattに)大阪弁も少しずつ教えていこうかなと思っています」とユーモアたっぷりのアドバイスも。
途中、Mattがオリンピック種目の中で楽しみにしているというサッカーに関連し、親子でリフティング対決をする一幕も。桑田氏は「サッカーは自信はないし、リフティングもやったことはないんですが、僕は勝負の世界で生きてきた人間ではあるので、勝負は勝たないといけない。そういう気持ちで頑張ります」と、この慣れないリフティングに果敢に挑戦。若いMattを相手に見事に勝利して、父親として、元アスリートとしての貫禄を見せた。
最後に、2020年の抱負を問われると、Mattは「僕は去年の12月に歌を出したんです。今年は歌番組に出たりして皆さんをハッピーにしたい」と意気込み。桑田氏は「オリンピックを東京で見られるのは一生に一度だと思います。ぜひ家族で一緒に観にいけたら嬉しい」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)