「秘密」第5話あらすじ、バス事故で死亡した妻・直子(石田ひかり)の心が娘の藻奈美(志田未来)に乗り移ってしまい、動揺を隠せない毎日を送る杉田平介(佐々木蔵之介)。友人の小坂洋太郎(橋本さとし)に「男40、独身だのだから」と性欲を発散させろと言われる。その頃、母の心を宿した藻奈美はクラスメートのために気を配りながら、もう一度やり直せる人生にある計画を立てていた。
チャッピー見てなかったけど、第2話で志田と佐々木のベッドシーンがあったらしく、それがこのドラマのスタート前の最大の話題だったみたい。それにしても「永遠の男の夢」かもしれないけど、妻の心が乗り移った娘の体とセックスする設定を考えちゃう東野圭吾って、どんだけスケベなのかしら。だけどそんなエッチな前ふりとは打って変わって深刻なドラマ。人の中身と立場が入れ替わったら、それこそいろいろな問題が起こる。内面が母のまま娘が学校へ行けば、自分より年下(内面が)の女教師が頼りなかったり、当然夫婦生活もぎくしゃくしはじめて…。
それにしても、「十四才の母」だったり、「小公女」だったり、詐欺師が成りすました教師のそばでおせっかいを焼いているちっちゃい女子高生だったり、ここ何年連続していろいろな志田ちゃんを見てきたせいか、今回内面がおばちゃんになった彼女にちっとも驚かなかったわ。たとえ女子高生が薬局でポイントカード出そうが、クラスメートの事で教師の多恵子(本仮屋ユイカ)より的確な対応をとろうと、志田ちゃんなら違和感ナシ。志田未来はいつも普通と違うからなんでもOKなのよね。
事故を引き起こした運転手の梶川幸広(吹越満)の妻・征子(堀内敬子)との距離が縮まるにつれて、(娘の体をした)妻との愛に板ばさみになり、追い詰められていく平介。娘の新しい体での生活に順応し、どんどん少女化する直子。とにかくドラマの後半に持ち越された、事故原因となった運転手・梶川の生前の行動に絡んだ謎と、ズレが生じはじめた「秘密夫婦」の行く末が気になるわぁ〜。東野圭吾としての本領が発揮されるサスペンス要素の方が、父娘のエッチよりも本当に面白い「秘密」の見どころなんでしょうね。(チャッピー)