「私が芸能事務所で働いていたのは3年前、システムが確立しているとまではいえませんが、タレントの女の子も納得の上でしたよ。もちろん、“ここで頑張れば、明るい未来が待ってるから”くらいは言ったかもしれませんがね」とのこと。ただし、現実はそう甘くはなく、大部分の“カキタレ”は“カキタレ”で終わってしまうことが多いという。そんな中、例外もないわけではないようで、「困るのが、“カキタレ”がひょんなことから、タレントとして知名度を得てしまう時。その姿を見た“カキタレ”の後輩が“私も頑張れば…”と泥沼から抜けられなくなってしまう」。可能性がゼロでない限り夢を持ってしまう女の子も少なくないようだ。
また、気になるのがカキタレのお仕事先である。「お世話になっているスポンサーであったりが多い」。よく実話誌などでは、芸能人が相手という話が報じられているが…「私が担当したときは芸能人相手というのはなかった。みなさんが思っているほど芸能人って力を持っているわけじゃないですから。芸能人相手という時は、個人の意思で“カキタレ”というよりは“セックスフレンド”に近いのでは」とのこと。
ちなみに、“カキタレ”といえば女の子が中心と思われるかもしれないが、「実は同じくらいの人数で男の“カキタレ”も存在する。実は男の“カキタレ”の方がその後に有名になっていくケースが多い」とのこと。ちなみに、男の“カキタレ”の場合、お仕事先は、男と女半々だという。
元芸能事務所社員は最後に、「やはり芸能界は変った世界。当時は特に感想を持たなかったが、現場を離れると気づかされる」と語った。輝きを放つ芸能界の裏では、世間に認識されていない影の部分があることは確かなようだ。