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北京五輪 各局キャスター選びの裏事情

 北京五輪を控え、各テレビ局内では、現地に派遣するキャスターを巡りいろいろせめぎ合いがあるようだ。局アナもタレントも抜擢されれば、それだけハクが付くというわけだが、各局の様子はどんなものだろうか。

 今週発売の「アサヒ芸能」が各局の内情をリポートしている。それによると、フジテレビで注目されるのは平井理央アナ(25)。「すぽると!」でメインを務める平井アナはもともと野球のルールなどには疎かったが、最近は現場取材に熱心で、スポーツキャスターとして成長しようという意欲がうかがえるとか。その裏には同じく「すぽると!」に出演中の本田朋子アナ(24)へのライバル心があるらしい。
 「プロ野球取材の現場で本田アナは選手やスタッフからの好感度が高く、それを察知した平井アナももっと現場に出るようアピールし始めた」(フジテレビ関係者)
 もちろん北京五輪が目前なのも彼女の発奮材料になっているようだ。
 TBSはキャスターの交渉が難航しているようで、最初は元TBSアナの雨宮塔子(37)に白羽の矢が立ったとか。スタッフ受けもいい彼女だが、育児を理由に断わられてしまったという。タレントの起用も迷走しており、同局のドラマで主役を務めた香里奈(24)の名前も挙がっているそうだ。局アナの方は、青木裕子アナ(25)がおねだりオーラを出していたものの、情報報道系のアナの起用が局の方針で、出水麻衣アナ(24)、高畑百合子アナ(27)の派遣が決まっている。
 「青木アナは自分より下の世代の起用にかなり不満げでした。出水アナは小倉弘子アナ(33)の後釜になることが期待され、本人も熱心に勉強している」(TBS関係者)
 日テレは3月にNHKを退職した堀尾正明(53)をキャスターとして抜擢。また、メインには明石家さんま(52)と櫻井翔(26)が決まっている。女子アナでは鈴江奈々アナ(27)が現地キャスターに決まっているが、現場からは夏目三久アナ(23)のオファーが多かったという。
 「しかし、夏目アナはまだ1年目で、しかも写真誌にデート現場をキャッチされたことが響き、順当に鈴江アナになった」(日テレ関係者)
 テレビ東京では、大橋未歩アナ(29)が北京五輪のキャスター当確と見られているそうだが、そこには彼女の人気、実力ゆえにテレ東のある思惑が働いているという。
 「いつもフリー転向の話が付いて回る大橋アナは8月に30歳を迎える。さらに10月には夫のヤクルト・城石憲之(35)と結婚式を挙げる予定で、ここで五輪キャスターを任せればフリー転向を阻止できるというもくろみがあると思います」(テレ東関係者)
 チベット問題や大地震などで、開催そのものの是非が問われている北京五輪だが、日本の各テレビ局はそんなこと関係なしにヒートアップしているようだ。

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