エッセイ『モデル失格』(2009)が累計16万部を突破する押切。今月7日、3年掛けて完成させた処女小説『浅き夢見し』で小説家デビューを飾った。『浅き夢見し』は初版1万部に加え、すでに8000部の緊急重版が決定しており、イベントには、押切の小説を楽しみに待っていた大勢のファンが詰めかけた。
同作は、25歳の売れないモデルが「売れるモデル」へ向けて一歩を踏み出す物語で、「夢を見ていることの大切さ」を主人公に託したという。「思うことは全部出し切りました」と作品の出来栄えに自信を覗かせた押切は、モデル以外の自分が知らない世界にも挑戦してみたいと明かし、早くも第2弾小説を視野に入れていることを示唆。押切の充実ぶりが記者達にも伝わったようで、官能小説は? との質問が出たが、「書きたくなるときがくるかもしれません!」とサービストークでかわした。(中村道彦)