同作は、「女による女のためのR-18文学賞」受賞作品を原作とし、ジェリー・フィッシュ(クラゲ)のように艶めかしく、しかし突き刺さると毒を放つ思春期の少女たちの繊細で優しく、そして残酷な愛の日々を描く。8月31日から全国順次公開。
ステージに立ったW主演の2人。大谷は、20歳までに主演をやりたいと思っていたエピソードを紹介し、「素直にうれしかったです」とオファーを受けた際の喜びを語った。3歳から21歳まで新体操に打ち込み国際大会で実績を残す花井は、同作にて女優デビュー。何もわからない状態で撮影に挑んだことを明かし、監督や共演者など環境に恵まれたことを語った。
同作のテーマでもある「同性愛」について、大谷は、「たまたま好きになった相手が同性」と役柄を紹介した。誰かを好きになる気持ちは、相手が異性でも同性でも変わりはなく、同性愛を特別なことではないと感じたという。ヒロインを演じたことを通して、「(同性愛へ)偏見を持っていたことが恥ずかしくなりました」と心境の変化を明かした。
花井も、「同性愛」の話題では、外国では同性の恋人同士が当たり前に手をつないで街を歩いている姿を見かけることを紹介。映画「ジェリー・フィッシュ」が大きく育つには多くの人の応援が必要なため、「ぜひ、力を貸してください」とメッセージを送った。(竹内みちまろ)