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【週刊テレビ時評】“新・視聴率男”は健在! 堺雅人主演「リーガルハイ」スペシャルは高視聴率ゲット

 昨年、TBSの連続ドラマ「半沢直樹」の大ヒットで、“新・視聴率男”の名を襲名した堺雅人の人気はホンモノだった。

 11月22日土曜日午後9時より放送された堺主演の「リーガルハイ」スペシャル(フジテレビ)は、大台超えこそならなかったものの、15.1%(数字は以下、すべて関東地区)と高視聴率をゲットした。

 同ドラマは、12年4月期に第1シリーズが放送され、全話平均視聴率は12.8%。昨年4月13日オンエアのスペシャルは13.5%だった。昨年7月期に放送された「半沢直樹」での好演で、堺への注目度が急上昇。直後の同年10月期に放送された「リーガルハイ」第2シリーズは、全話平均視聴率18.4%をマークし、第1シリーズの視聴率を大きく上回った。

 それ以来、地上波では11カ月ぶりのドラマ出演となった堺だが、改めて、数字が獲れる男であることを示した。すでに、16年のNHK大河ドラマ「真田丸」での主演が決まっており、連ドラへの出演はむずかしい状況だが、残された時間のなかで、各局、スペシャルドラマでの出演ラブコールを送ることになりそうだ。

 綾瀬はるか主演「きょうは会社休みます。」(日本テレビ/水曜日午後10時〜)第6話(11月19日)は15.5%で、前週より0.3ポイント落としたが、依然高視聴率をキープ。一方、裏の沢尻エリカ主演「ファーストクラス」(フジテレビ/水曜日午後10時〜)第6話(19日)は5.8%で、第3話(10月29日)と並び過去ワーストタイ。

 米倉涼子主演「ドクターX〜外科医・大門美知子〜」(テレビ朝日/木曜日午後9時〜)第7話(11月20日)は22.8%で、7週連続大台を突破。裏の「ママとパパが生きる理由。」(吹石一恵主演/TBS/木曜日午後9時〜)初回(20日)は、日米野球中継延長のため、40分遅れの放送となったが、5.6%と苦しいスタートとなった。

 毎回、10%前後で推移していた榮倉奈々主演「Nのために」(TBS/金曜日午後10時〜)第6話(21日)は5.8%で、前週より4.2%の大幅ダウン。裏の日本テレビ・金曜ロードSHOW!「千と千尋の神隠し」が、19.6%の高い視聴率を獲った影響を受けたと思われる。

 丸山隆平主演「地獄先生ぬ〜べ〜」(日本テレビ/土曜日午後9時〜)第7話(22日)は9.0%で、前週より0.2ポイント下げた。

 視聴者の評価は高いものの、視聴率がなかなか上がらない「ごめんね青春!」(錦戸亮主演/TBS/日曜日午後9時〜)第7話(23日)は5.7%で過去最低。テレビ朝日が裏の「日曜洋画劇場」枠で放送した高倉健さんの遺作「あなたへ」が14.0%をマークし、同枠の前週の「バイオハザード+バイオハザードII アポカリプス 特別版」の9.9%から、大きく数字を上げたのが響いたと思われる。

 小栗旬主演「信長協奏曲」(フジテレビ/月曜日午後9時〜)第7話(24日)は10.5%で、これまでのワーストに終わった。

 また、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第47話(同23日)は15.4%で、前週より1.0ポイントダウンした。
(坂本太郎)

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