事の発端は、松本人志が東野幸治、指原莉乃、古市憲寿ら『ワイドナショー』メンバーともに安倍総理大臣と会食したこと。これを受けた茂木氏がツイッター上で
「首相と食事して喜んでいるようなお笑い芸人やコメンテーターは別にいてもいいけど文化にはあまり貢献しないと思う。忖度のエンジェルに過ぎないから。それは公共の電波でやるコメディはありません」
と激しく批判する。
会食については、古市が「安倍総理出演回の『ワイドナショー』メンバーで打ち上げに行こうという話が延び延びになっていただけで、『官邸のおごり』ではない」と政治的意図を否定。
さらに、松本が政界進出に興味があると思えなかったこと、茂木氏自身も鳩山由紀夫氏と会食していたことなどもあり、「なぜ総理と食事に行っただけで叩かれるのか」「安倍総理が憎いだけではないか」などと、茂木氏のツイートに批判が殺到する。
事実に焦ったと思われる茂木氏は「絶対に謝罪も撤回もしない」としていたが、翌日になり、「ぼくのツイートは松本人志さんや古市憲寿さんを批判しているわけではありません。むしろエールです」と理解に苦しむ弁明をした。
松本は沈黙を守っていたが、24日放送の『ワイドナショー』内で反応。投稿について「茂木さんは寂しいんですよ。だから、たまに発作みたいなのが起こるので。茂木さんは茂木さんでご飯一緒に行って、節税の仕方を聞きますよ。『税金どうしてるんですか?ぼく節税したことないんで』って」とかつて多額の申告漏れを指摘されたことがある茂木氏を強烈に皮肉る。
平静を装っていた松本だが、やはり茂木氏について、不快感を持っていたよう。さらに、ゲストコメンテーターの武田鉄矢も「誰と飯を食おうといいじゃないか」と発言し、松本を擁護した。
この放送を見た茂木氏は、「私の拙いスイート(原文のまま)を取り上げていただき、ありがとうございました。頂いたコメントを自分を振り返る材料とし、精進してまいります。松本人志さん、番組のスタッフのみなさんに改めて御礼を申し上げます」とツイート。
本心かどうかは意見が分かれるところだが、皮肉返しのようにも思えるため、賛否両論となった。
「茂木氏は今年2月にも『日本のお笑い芸人はオワコン』などという趣旨の発言を行い、松本から『茂木さんにセンスがない』と応酬されています。
彼自身は松本に救われたと言っていたが、やはりどこかに恨みを持っていたのでしょう。安倍総理と松本という『嫌いな2人』が仲良くしていることに、怒りを感じたのでは。
意見を述べることは自由ですが、謝罪も撤回もしないと言いながら不可解な言い訳をするのは、かっこ悪いと言わざるを得ません」(芸能関係者)
「発作」は、程々にしてもらいたいものだ。