このシリーズの主演は江口洋介だが、その江口が土壇場で出演をキャンセル。松嶋に主演の座が回ってきた。
「7月放送ですから、本来なら5月中旬くらいから撮影というパターンとみんなが思っていましたが、4月の段階で始まっているんですよ。理由を聞いてみたら松嶋の都合なんです。夏はちょうど子どもの夏休みに掛かるでしょ。もともと江口の2番手だからそこまで撮影は忙しくないだろうと思ってOKしたら、主演になった。子どもとの時間を作るために、7月末までにおおよその撮影を終わらせたいという都合で撮影が前倒しになったそうです」とはテレビ局関係者。
急なキャスティング変更であり、かわいい子どものためだ。その程度ならばと現場も松嶋中心で物事は進んでいるようだが、徐々に焦りも出てきているという。「松嶋さんにとっては『家政婦のミタ』で以来の主演でしょ。せっかく復活したのに、これでコケたら『演技ベタ』というかつての評価に逆戻りになってしまう。だから、松嶋さん本人も相当、焦っているんですよ。脚本変更は当たり前、演出にまで口を出すなどで、現場はピリピリムードだそうです。まあ、やる気満々だと言えば聞こえはいいでしょうが、若かりしころ、現場で『女王様』と言われていたころに戻ったとも、陰口を叩かれてますよ」とはテレビ局ディレクター。
『ミタ』ほどの視聴率はなかなか出ることはないが、ある程度の数字を残せるか。「もともとは確実に12〜13%を見込める人気シリーズですからね。松嶋のプレッシャーは大きいでしょう」とは前出のディレクター。
女王様復活で、かつての勢いのように視聴率女王復活となるか。